近年は動物愛護の精神が広まってきているが、人間側の基準を動物に当てはめて”命の選別“を行う現状はまだある。ぐり麦屋さん(www_nekono)と暮らす万智子ちゃん(スコティッシュフォールド)は子猫の時に猫風邪を患ったからか、左目が白くなり、”売り物“にならないと判断された。
「そうした現状への想いは色々ありますが、まずは万智子と同居猫の清正が幸せに暮らせるよう、フォローしていくことが第一だと思っています」
愛猫の病死で強くなった「貰い手のない保護猫を迎えたい」
2023年、愛猫のぐりちゃんが病死。ぐり麦屋さんは、深い悲しみに暮れた。ぐりちゃんは、元保護猫。
「懐かない性格でなかなか貰い手が見つからなかった子です。うちに来て数年で病気になってしまい、治療を受けましたが、回復しませんでした」
そうした経験を経たからこそ、「おうちを探している保護猫がいたら、早めにおうち提供してあげたい」と思うように。保護猫を迎えたいと思い、探していたところ、万智子ちゃんに出会った。
「正直、子猫でも成猫でも、どんな見た目の子でもよかったです。ケージから出すと、すごくはしゃいで楽しそうに遊び出しました」
その後、ケージに戻そうとしたが、万智子は激しく嫌がった。その姿を見て、ぐり麦屋さんはお迎えを決意したという。
“おもちゃ遊び”は見えやすい右側から
万智子ちゃんは人懐っこく、家慣れも早かった。性格は、マイペースで甘えん坊。ご飯の時には膝の上に乗り、おねだりをする。
「寝る時には、ベッドの上に必ず来てくれます」
白くなった左目への治療法はない。だが、視力はあり、身の回りのものや景色は白く膜が張ったように見えているそうだ。
「左目が見えにくいので、遊ぶ時は右目側でおもちゃを動かしています」
万智子ちゃんは、スコティッシュフォールド。ぐり麦屋さんは、スコティッシュフォールドに発症しやすい軟骨の異常を早期発見できるよう、日常の中では歩き方をよく見るように心がけている。
また、折れ耳であるため、耳掃除も徹底。健康管理に気を配っている。
「ベッドで一緒に眠るのに、早朝に起こしたりしないところがすごい。私が起きると一緒に起きてきて、かわいいです」
同居猫に見せる“競争心”にほっこり
自宅には、同居猫の清正くんも暮らしている。清正くんは、万智子ちゃんの後に迎えた子だ。人懐っこい性格ではなかったため、お迎え当初、ぐり麦屋さんは清正くんをたくさん構った。
すると、万智子ちゃんは嫉妬をしたのか、清正くんに対する当たりが強くなったという。
「寂しい思いをさせてしまったことを反省して、朝の挨拶など何事も万智子を1番にしたら、清正に優しくなりました」
ただ、清正くんへの競争心は健在。特に就寝時は清正くんよりも先に、ぐり麦屋さんのベッドへ行くべく、猛ダッシュ。ベッドを陣取り、満足そうな表情を浮かべる。
「ただ、一緒に遊ぶこともあり、なんだかんだ仲はいいです。同い年ですが、万智子がお姉ちゃんという感じです」
同居猫からは刺激を、ぐり麦屋さんからは愛を貰っている万智子ちゃん。彼女らしい姿で、これからも家猫ライフを謳歌してほしい。