近未来的なはっぴにSNSが注目、さまざまな用途で欲しがる人が続出「推しの衣装これに」「オタ芸に新たな光が」

門倉 早希 門倉 早希

「夏に向けて何か作ってみようと思い立ち、法被光らせてみました とりあえず衿の部分をLED2048粒敷き詰めてディスプレイにしたので、文字や映像出せます」

煌々と光るインパクト大な法被(はっぴ)が、ツイッターで注目を集めています。衿は電光掲示板のように光を放ち、上から下へ文字が流れている、なんとも近未来的な法被す。1.6万いいねがつくほど話題を呼んでいるこのツイートの投稿者は、MPLUSPLUS STAGE株式会社のCEOであるSHIRASUさん(@shirasubito)。

MPLUSPLUS STAGEの親会社であるMPLUSPLUS株式会社の担当者に、法被について話を聞きました。

夏に向けた思いつきから誕生

ーーなぜこの法被を?

「そもそも弊社は小型のウェアラブルデバイスの回路設計から、動かすためのソフトウェア、そのデバイスを使用したLED衣装、LEDの装置を作ってさらにその演出までを担っている会社です。…と書くとかっこいいのですが、少人数の会社でITの家内制手工業みたいなものです。 

今年3月に子会社(MPLUSPLUS STAGE)を作り、身近な催しにも対応できる体制づくりを始めております。

今回の法被に関しましては、夏が近づきましたので、100円ショップで手作りうちわを買ってきてLEDテープをつけたら意外と良くて。その流れで、通販で見つけた白の法被を1500円ほどで入手し、LED衣装のために開発したLEDを付けてみました」

ーー製作にかかった時間はどれくらいですか。

「法被に元々ケーブルとコネクタが装着されているLEDを両面テープで貼り付けただけなので、物理的な時間はかかっていません(文字の映像をプログラミングするのに社員が1日かかっています)」

ーーどのような構造に?また、素朴な疑問ですが洗えるのでしょうか。

「上記で少し触れましたが、弊社独自開発の小型無線受信デバイスがありまして、パソコンからタイムコードを送ることで、映像を流すことが可能です。

LEDは簡単に着脱可能ですので、法被はLiveが終わるごとにLEDを外してクリーニングしております」

ーーリースも可能とのことですが、企業からの依頼は?また、金額は。

「まだこれはプロトタイプですが、ご要望がありましたらすぐにでも数を揃えることは可能で、デバイスについてはリースという形になります。

リースの金額については映像制作の難しさや数量によって大幅にかわりますので、個別にご連絡いただくことになるのかなと思います」

◇ ◇

MPLUSPLUSは先述の通り、LED演出やLED衣装などを扱う会社だそうで、過去には「東京パラリンピックの開会式や、最近ではAKB48の楽曲『元カレです』のMVの演出などをさせていただいております」と担当者。

子会社であるMPLUSPLUS STAGEは、「もっと、一般の方の身近なものの演出もしていきたい」という考えのもと活動しており、「光り物としてはコンパクトな例として楽天イーグルスで光るポンポンを使っていただいております」。

今回の法被は、「これはお祭りの時だけでなく、町内会とか消防団の火の用心や防犯パトロールなんかで着たら良さそう」「これはカッコイイ」「オタ芸に新たな光が!」「コレ凄いね!展示会とかにいたら目立ちそう」「推しの衣装これにしてほしい」「Perfumeに着てほしい」とツイッターのユーザーたちにも好評となっています。

インパクト大な法被を起用されたい企業の方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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