8月12日から14日にかけて西日本を中心に記録的な大雨が観測された。
そんな中、ジャッキアップにより愛車を浸水から守ったという投稿がSNS上で大きな注目を集めている。
8月14日朝に
「周りの道はもう湖だから上げた
あとは祈るのみ」
という言葉を添え、ジャッキアップされた乗用車の画像を投稿したのは福岡県にお住まいのK賀kunさん(@wolf1222y)。
どうなることかと経過が注目されていたが、K賀kunさんは同日昼過ぎにあらためて無事に水が引いたことを報告。その機転にSNSユーザー達からは
「一家に1台ジャッキとウマ!!」
「ご無事で良かったです。私もエボⅩ乗りなのでとても他人ごととは思えませんでした。」
「なるほどー、こういう逃がし方もあるのか…」
など数々の絶賛と安堵のコメントが寄せられている。
K賀kunさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):当日の駐車場、ご自宅周辺の雨の状況をあらためてお聞かせください。
K賀kun:雨は数日降り続いており、明け方から午前7時にかけ雨がとても強まりました。
8時前ごろ車が浸水しないように高台へ車を移動させようとしたところ、自宅外の道は既に膝下まで水位が上昇していました。その後駐車場の水位も上昇してきたため、ジャッキを用いて車を上に上げ、馬(リッジトラック)をかけました。
中将:ジャッキアップで車を守ろうと思いつかれたきっかけをお聞かせください。
K賀kun:普段から馬をかけて整備する事がありましたので、毎年の洪水被害をニュースを見て、もしかしたら浸水を防ぐひとつの方法になるのではないかと感じていました。
中将:これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
K賀kun:想像以上の反響に驚いています。ジャッキで車を上げるのも浸水を防ぐひとつの方法ですが、あくまでも「応急対策」であり、今回はたまたま上手くいったに過ぎません。やはり、高い土地へ早めに避難することの重要性を改めて感じました。投稿を見てくださった皆さんにも、その点をぜひ認識して頂ければと思います。
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乗用車の水害対策としては他にも浸水防止カバーや駐車場へのリフト設置などさまざまな手段があるようだ。日本列島での水害発生率は年々高まっているので、ぜひ普段から浸水対策を心がけていただきたい。
K賀kunさん関連情報
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