「患者さんにお願いです。オペの時、全部脱いでねと言ったら本当に全部脱いでください。肛門の手術の時にガウンをめくったらかわいい下着付けてると術者がびっくりします。」とツイートしたのは、外科医のDr. Catさん(@dramerica88)。病院によっては術前に看護師さんが確認することもあるようですが、「全部脱いでね」という意味が通じないこともあるようで、リプ欄にはさまざまなリプライが送られてきました。
「肛門の手術なのに、何でパンツ付けたままで良いと思っているのか…穴でも開いてるのかな?」
「コミュニケーションとは1から10まで言うことです。次回からマッパと言ってください」
「私は手術の時手術用の(不織布製?)簡易パンツを渡されました」
「私は足の手術した翌朝レントゲン室で『靴脱いでください』を『服脱いでください』と聞き間違えて、服脱ごうとして『靴です!』って言われました」
「ちょっとしたドッキリですね」
「来月初めての手術です。ちゃんと脱いでオペ室行きます。サニタリーショーツを用意するのですが、ゴリラ柄のパンツしかないので普通な感じなのを買い足した方がいいかなと悩み中です」
「私は、『胸の音聞くから、服上にあげてね』って先生に言われて、下着まで上げて胸もろだしにしてたら、『下着つけて、、、』って言われちゃいました」
下着1枚のことですが、リプ欄は大にぎわい。投稿した米国在住の外科医、Dr. Catさんに、滅多に聞けない現場のリアルな話を聞きました。
ーーさすがに肛門の手術の時に下着を着けていたらびっくりしますね。こういうことは女性に多いのでしょうか。
「男女問わず全員術前に下着も含めて全部脱いでもらうよう声をかけるので滅多にないですが、男性でも女性でも同じくらいあります。年2〜3回見るくらいでしょうか」
ーー使い捨ての紙の下着でいいような気がします。
「紙の下着はアメリカではあまり使われていません。アメリカの方はかなり身体が大きい方もいるのでサイズを合わせるのが大変なのと、手術時に脱がせたり取るのが大変だからだと思います。生理中の方には使い捨ての布の下着をお渡ししています」
ーー男性の方が全部脱いでくれますか?
「男性でも女性でも全部脱いでくれる方がほとんどですね。脱ぎ忘れていても着替えの後に確認の声掛けをするのでそこで気づく方が多いです。わざと脱がないのではなく脱ぐことを知らなかったり忘れていたりすることがほとんどです」
ーー術後は全裸の上にガウンを着用して病室に戻るのでしょうか。
「アメリカでは日帰り手術が多く、手術当日に前処置室に患者さんが来て、術後は数時間後に回復室からそのまま帰宅することが多いです。そのため病室に行くことはありませんが、術後は手術室を出る前に使い捨ての布の下着をつけてもらっています」
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なるほど、大変、参考になりました。手術を受けるとき、術前に「全部脱いでね」と言われたら、パンツも脱ぐことを忘れないようにしましょうね。