9割近くの人が「今後もマスクを着用する」と回答…脱マスクは「特効薬ができてから」が最多に

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新型コロナウイルス感染拡大から2年以上が過ぎ、今ではマスク着用が当たり前になっていますが、最近では「脱マスク」に向け、政府が新たな着用ルールを発表するなど新たな動きもみられます。その一方で最近行われた調査によると、9割近くの人が「今後もマスクを着用する」と答えたことが分かったそうです。

キャリアや就職・転職全般に関する各種調査などを行う『Job総研』を運営する株式会社ライボが2022年5月に、20人~1000人以上規模の会社に所属し、1年以内~10年以上勤務している20~69歳の男女708人を対象に行った調査です。

仕事中にマスクを着用しているか聞いたところ、全体の83.6%が「着用している」と回答し、「着用していない」は16.4%でした。また、1日のマスク着用時間については、平均8.3時間で中央値が9時間という結果になりました。

現在マスクの着用をやめても良いと思うか聞いたところ、「思う」は15.6%、「やや思う」は26.1%となりました。一方で、「思わない」は36.1%、「あまり思わない」は22.2%という結果になりました。また、男女別に見ると、男性の賛成派回答が46.9%に対して、女性の賛成派回答は33.7%と差が見られました。更に、年代別の否定派の回答を見ると、最も否定派が多かったのは50代の69.8%で、次いで40代が63.8%、30代が41.4%、20代が40.3%になり、年代が上がるにつれて“脱マスク”への否定派が多くなることがわかったそうです。

今後もマスクの着用を続けるか聞いたところ、「絶対に続ける」が15.0%、「続ける」が33.1%、「多分続ける」が39.2%という結果に。

男女別に見ると、「今後もマスク着用を継続する派」の男性回答が85.1%で、女性回答は90.6%となりました。また、年代別では、「今後もマスク着用を継続する派」の回答が、20代が86.8%、30代が85.9%、40代が86.3%、50代が93.3%という結果になりました。

将来マスクを外してもいいと思うタイミングを聞いたところ、「特効薬ができてから」が48.5%で最も多く、次いで「感染者が減った場合」が39.2%、「国から言われたら」が30.3%となりました。

マスク着用による仕事上での不便の有無については、「ある」が32.9%で「ない」が67.1%という結果に。また、不便している具体的な内容を聞くと、「声が聞き取りにくい」が69.5%で最も多く、以下、「メガネが曇る」(46.9%)、「マスク着用の痛み等で集中力が低下する」(43.4%)、「表情が分かりづらいことによるトラブル」(37.5%)といった回答が続きました。

マスクをしていない人への印象について聞いたところ、「関わりたくない」(36.5%)、「不快に感じる」(25.6%)、「特に思うことはない」(34.2%)といった回答が寄せられました。

また、職場でマスクをしていない人を見かけたときの対応を聞いたところ、「必要なこと以外関わらない」が51.2%で最多となり、以下、「着用を促す」(22.8%)、「腹が立つが何も言えない」(12.7%)といった回答が続きました。

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調査を行った同社は、「昨今日本でも脱マスクに関する情報が多く見られるようになりましたが、現実的には周囲の動向を見ながら”様子見”といった意識が先行して、日本での脱マスクが簡単ではないことが推測できる調査結果になりました」と述べています。

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