みなさんは日頃のマスク交換はどのくらいの頻度でしているのでしょうか。4000人を対象に「マスクに関する意識調査」を実施したところ、半数以上の人が不織布マスクを「毎日交換する」と回答しました。また、マスクに関して気になることや困ることは、「メガネがくもる」「息苦しい」「暑さ・蒸れ」がそれぞれ4割以上となったそうです。
株式会社プラネットが2022年2月に実施した調査です。
はじめに「不織布マスクの使い方」について聞いたところ、最も多かったのは「少しでも汚れたら交換する」(43.8%)でした。次いで「洗濯しないで捨てる」(33.3%)、「毛羽立ってきたら交換する」(21.4%)、「洗濯して使う」(12.5%)といった回答が続きました。
男女別で見ると、女性は「少しでも汚れたら交換する」(47.1%)、「洗濯しないで捨てる」(35.4%)、「毛羽立ってきたら交換する」(16.8%)、「洗濯して使う」(11.5%)という結果に。一方で男性は「少しでも汚れたら交換する」(39.8%)、「洗濯しないで捨てる」(30.7%)、「毛羽立ってきたら交換する」(27.1%)、「洗濯して使う」(13.7%)と答えており、同社は「男性のほうが、1枚のマスクを長く使う傾向にあるようです」とも述べています。
また、具体的な交換頻度については、「毎日交換する」(53.0%)が最も多く、次いで「2~3日に一度交換する」(27.0%)といった回答が続いた一方で、「1日に何度も交換する」(5.1%)と回答した人もいたそうです。
次に「花粉症シーズンを乗り切るための必需品」を聞いたところ、最も多かったのは「マスク」(54.3%)でした。次いで、「点眼薬・目薬(市販品)」「ボックスティッシュ・ポケットティッシュ」(同30.2%)、「内服薬(処方薬)」(24.9%)、「飴・のど飴」(22.6%)といった回答が続きました。
男女別にみると、「マスク」が1位であることに変わりはありませんが、女性が59.4%に対して、男性は48.8%と、10.6ポイントの差がありました。同様に「ボックスティッシュ・ポケットティッシュ」(男性:24.3%、女性:35.6%)、「飴、のど飴」(男性:17.1%、女性:27.6%)も10ポイント以上の差がついていました。
また、ポイント差は10未満ですが、「保湿性のティッシュ」も男性が7.7%で、女性が17.3%と、割合で見ると2倍の開きがあり、「甜茶・ルイボスティー」についても、男性の2.2%に対して、女性は6.3%となっていたそうです。
「マスクに関して気になることや困ること」を聞いたところ、「メガネがくもる」(48.8%)、「息苦しい」(44.0%)、「暑さ・蒸れ」(44.0%)、「マスクをしている人の声が聞き取りづらい」(30.6%)、「耳が痛くなる」(32.5%)といった回答が続きました。
また、「マスクで顔が隠れていると誰だかわからない」(22.9%)、「表情が相手に伝わりにくい」(20.9%)と回答した人も多く、マスクで口元や表情が隠れることにより、コミュニケーションに困難を覚えている人は少なくないことが伺えたそうです。
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最後に「マスクについて思うこと、感じていること、マスクにまつわるエピソード」を聞いたところ、具体的には以下のような回答が寄せられました。
▽マスク生活になってから、鼻から下部分のメイクをしなくなった。マスクがなくなったら、メイクしなければいけないのが面倒くさい(女性・30代)
▽表情も人相もみんな希薄になって、社会的にますます人との精神的な距離ができている気がする(女性・40代)
▽持病の悪化でほとんど外出できないが、たまの外出時にマスクをして歩いていたら呼吸困難になり、マスクを外そうとした。ところが、ちょうど向こうから人が歩いてきて外すことができず、パニック状態になった(女性・30代)
▽マスクが当たり前になって、人にマスクなしの顔をみられるのがなんとなく恥ずかしく感じるようになった(女性・50代)