サラリーマン風の男性がアニメのような美少女に… 女装前、女装後のビフォーアフター画像が話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

控えめそうなサラリーマン風の男性が次の日にはアニメの主人公のような美少女に…

女装前、女装後のビフォーアフター画像がSNS上で大きな注目を集めている。このビフォーアフターを披露したのは女装コスプレイヤーのさん(@cos_minato)。

青々とした髭剃り跡は真珠のような白い肌へ、ややはれぼったい目はパッチリした大きな二重へと見事にメイクアップ。まさかこの2枚の画像が同じ人物とは誰も思わないだろう。湊さんのあまりに劇的な変身ぶりにSNSユーザー達からは

「どーやったらそんなに小顔に変われるんですか?!てかコスプレ好きの彼女おったら会話すげぇ弾むやつやんけ」
「30代と思えんくらい綺麗だしむしろ若返った?女装がうまいのは言わずもがな女性だと言われてこの画像見せられたら騙される自信がある」
「長年かけて努力したんだな… って思ってたら1日しか経ってなくてたまげた」

など数々の驚きのコメントが寄せられている。

湊さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):女装を始められた時期、きっかけをお聞かせください。

湊:始めた時期は2017年の春ごろなので、今からちょうど4年くらい前になりますね。

きっかけは元々一度女装してみたいという興味があったところに、秋葉原で「女装サロン」の広告を見て、一度プロの手でメイクしてもらおうと思ったことです。それで「それなりにイケる」と手ごたえを感じたので、自分の手で研究してみることにしました。

あと、自撮りアプリの著しい進化がなければ色々写真を撮ってTwitterに上げることはなかったかもしれません。素面でもそこそこ可愛いですけれど(笑)。

中将:湊さんにとって、女装することの魅力をお聞かせください。

湊:自分の思う「可愛い」とか「カッコいい」という女性像を自分の手で再現する、その過程にある試行錯誤が楽しいですね。新しい色合いのメイク用品を試したり、イメージの方向性によってアイラインの描き方やアイシャドウの入れ方を工夫するようにしています。それが思い通りになったりならなかったり、「これはこれで……」という出来だったり。

もう一つ言うなら、やはり非日常感ですね。普段の自分と違った姿を見せて、普段の生活とは全く違った反応を貰えるのは面白いです。他の人の女装姿やコスプレ(男女装問わず)を見るのも非日常感を味わえるので好きです。メイクやポーズの勉強にもなりますし。

中将:女装のクオリティーを上げるためのコツや努力についてお聞かせください

湊:さっきも言いましたが、メイクについては本当にいろいろと道具や描き方、塗り方を試してみました。たとえば今回はいわゆる地雷系に近い、赤いシャドウを多用して目元を印象付けるメイクを実験しているところでした。普通のメイクだけでなく、テーピング(透明なテープで頬の肉を持ち上げて顎を細く見せる)も使ってます。コスプレイヤーには一般的ですが、おそらくウィッグでないと使えない技術なので、普通の女性はあまり使わないでしょうね。

身も蓋もありませんが、一番重要なのは自撮りアプリとその後の加工です。結構多くの人に「鼻いじりすぎ」と看破されましたが、それでもいいんです。元の顔をいくらアプリで弄ってもメイクした後の写真になるわけではありませんから、私にとってはメイク、加工までが女装の工程です。あまり努力をしたという実感はなくて、楽しんでやってるうちに成長したような感じです。

中将:今回の反響へのご感想をお聞かせください。

湊:実は以前から何度か女装のビフォーアフターをTwitterに上げています。普段容姿に頓着しない人間が全力でメイクした時の落差は結構面白いものだと思いますし、そこそこ「全然違う!」といった反応を頂けたので喜んでいました。

今回もいつも通り軽い気持ちでビフォーアフターを乗せたんですが、まさかここまでの反響になるとは思いもしませんでした。10万いいねってどれくらい凄いんでしょうね?

「男は童貞を30年貫くと魔法使いになれる」という都市伝説がツイート内容に上手い具合に引っかかったようです。ツイートをご覧になられた多くの方から「凄い」「文字通り女性顔負け」「若返ってますね」「(男性の写真を差して)サラリーマンのコスプレお上手ですね」と様々な反応を頂いたのでとても嬉しいですね。中には「つまり女性がメイクを落とすとこの(男性みたいな)顔に……」とか「もうメイクや写真は信じられない」といった女性不審に陥りそうな方もいたようです(笑)。

◇ ◇

「30歳からでもカワイイは作れます。20代なら言わずもがなです」と湊さん。道具を揃えたり練習する時間がないという方も、最近は「女装サロン」と呼ばれる店舗がいくつもあるので、興味さえあれば一度門を叩いててみるのも一興かもしれない。

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