「ガリガリで売れ残りの柴犬」が立派に成長! 先代の死を乗り越え「毎日笑顔にさせてもらってます」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「ペットショップでいつまでも売れず、5万5千円で売られていた柴犬は、本日立派な柴犬になり、1歳を迎えることができました。トリコモナスと戦い、今もお腹は弱い子ではありますが、もうはる中心の毎日です。19歳のマメを看取り、次の犬を迎えるということはかなり悩みました…

介護をしたからこその、次の犬を迎える覚悟がなかなかできず、悩み続けましたが毎日はるに笑顔にさせてもらっています ここでも迎えるまで呟きまくっていました。これからもはると楽しいことたくさんできればと思います。はる、おめでとう!明日はおでかけしよう!」

ペットショップで売れ残っていたという柴犬のはるくん(雄)。飼い主の関西人さんがおうちにお迎えして、3月15日で1歳になったことをSNSで報告。2023年8月に先住犬の柴犬マメタロウくんが19歳で虹の橋を渡ってから次のワンちゃんをお迎えすることに悩み続けていたそうですが…今は「毎日はるに笑顔にさせてもらっています」と、幸せな日々を送っていることをつぶやいています。そんな投稿に共感し幸せな気持ちになった人たちからたくさんのコメントが寄せられ話題になりました。

「嬉しくなる投稿ありがとうございます。うちもこむぎの次の子を迎えるのは悩みました。毎日大変、でも楽しいですね。頑張りましょう」
「はるちゃん、よかったね。うちの猫、ひなたも柄が悪いという理由で生後9ヶ月まで売れ残っていました。もう子猫ではなかったけど、お迎えしました。柄や容姿、その時の流行にペットは左右されます。でもそれだけで判断しない人間もいるということは救いです」
「はるちゃん、お誕生日おめでとう いつまでも元気で長生きしてね」

天国に旅立ったマメタロウくんの死を乗り越え、はるくんをお迎えしたことについて、関西人さんに聞きました。

母親がホームセンターのペットショップで見つけた柴犬、何度も足を運んだ末…迎えることに

――はるくんをお迎えしたのは。

「はるは、昨年の8月、ちょうどマメが亡くなって1年ぐらいの時に迎えました。マメが亡くなって半年ぐらいの昨年1月の時に、母に『犬を飼いたい?』と聞くと、その時は『飼わない』と言っていたのですが、母が昨年5月にホームセンターのペットショップではると出会って。母に『かわいい子がいてるから見に来て!』と電話をもらいましたが、その時は私が犬を飼う気持ちにまだなれず、見に行きませんでした」

――最初は見に行く気持ちになれなかったと。

「はい。でも母が気になって何度も見に行ってまだいる、初めて母が出会った日から3カ月経ってもまだいるというので。昨年7月頃にちらっと見ては帰り…また抱っこさせてもらっては帰り…と私も何度も足を運んだんです。ただマメタロウの介護のことを考えると、また20年ともに過ごす覚悟と責任が持てるのか?と悩み、インスタやXの仲間に相談しまくっていましたね」

――最終的におうちにお迎えした時の気持ちは?

「ずっと決心できず、他のペットショップの柴犬を見に行ったりして、本当にはるを迎えるのにこの子!だと思えるのかなど考えあぐねました。最後は母のこの子はうちに迎えないと!という思いが強く、私も覚悟できないままではありましたが迎えることに。ペットショップにお迎えに行った時、何とも言えない感情になり、はるを抱っこして連れ帰る時に母とともに泣いていました…」

ガリガリに痩せていた柴犬 迎えた直後は感染症で下痢に…今では10キロを超えるガッチリ体型!

――はるくんは、トリコモナス症(トリコモナスフィータスという原虫が猫の腸に寄生する感染症)に感染していたとか。

「実はペットショップで見た時から痩せていて、毛並みも悪く病気がある可能性もと考えて、我が家に受け入れたんです。やはり来て3日ほどしたら、吐いて、下痢が始まりました。獣医に行くとまず、痩せすぎでもっと食べさせるようにと言われて。下痢が続くことに関しては、調べてもらうとトリコモナスという寄生虫に感染していることが分かりました。そこから、ずっとトリコモナスとの戦い。下痢止めとサイリウムを飲む毎日でした。今もまだお腹が強くないので、時折下痢止めにお世話になったりしています」

――今回はるくんが1歳を迎えてどう思った?

「ガリガリで不安そうな子犬でしたが、立派な柴犬になりました。トリコモナスでの下痢続きの時は、体重がなかなか増えず不安でしたが、今は10キロを超えるガッチリとした柴犬になりました。無事に育ったなという感じです。親バカながら、こんなかわいい柴犬になるとはとも。またペットショップでは人に興味がないなんて店員さんに言われましたが、とんでもない!人間大好き!ワンコ大好きな犬に育ちました。そして、今は毎日はるに笑顔にしてもらっています。マメがいなくなりさびしい気持ちもありましたが、今は家に帰ればはるがいる!1日に1回は笑わせてもらっています。毎日感謝です」

――先住犬のマメタロウくんはどんなワンちゃんでしたか。

「マメは柴犬らしい柴犬。甘えるのもさりげなく甘えるというか。はるとは真逆でお腹は強く、身体も強い犬で19歳になるまで歩けていました。とにかく元気な犬。毎年の夏の旅行や、アウトドアも好きなワンコでした。介護している時も常に何かできることないかと探しながらの介護でした。20年経つと、犬とおでかけできる所も増えました。これからは、はるの笑顔がたくさん見られる生活を一緒に過ごせたらと思います」

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