「人の心の温かさを知った」
ユンさんを見つけ出せないだろうか。記者も動いた。まずハロートークをダウンロード。台湾特派員の経験のある先輩記者に繁体字の文章をチェックしてもらい、ユンさんを探している旨を投稿した。ツイッターでは、日本語学習者も分かりやすい「やさしい日本語」の文章で呼び掛けた。
ツイッターで100回以上リツイートされるなど反響は大きいのだが、2人の女性に結び付く情報は今のところない。ハロートークは6月8日時点で「いいね」が一つ付いただけだ。
メッセージや音声通話でやりとりを重ねた宮木さんによると、ユンさんは台中出身、現在は台北に住む会社員とみられる。アプリの写真では、20~30代くらいだった。日本の漫画やドラマ、映画が好きという。
「探すのに手間も費用もかかったはず。人の心の温かさを教えてもらいました」と宮木さん。スマホが届いて以来、フェイスブックで台湾についての発信を続けている。ユンさんの目に触れる機会がいつか来ると信じて。
(黒田加那)
▼どなどな探検隊 パートナー協定について
まいどなニュースはオンデマンド調査報道の充実に向けて、北海道新聞、東奥日報、岩手日報、河北新報、東京新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、中日新聞東海本社、福井新聞、京都新聞、神戸新聞、中国新聞、徳島新聞、テレビ西日本、エフエム福岡、琉球新報と連携協定を結んでいます。 「どなどな探検隊」に寄せられる取材リクエストのうち、取材対象地域外に関するものなどは各社と情報を共有。北海道新聞の「みんなで探る ぶんぶん特報班」、 東奥日報の「あなたの声から『フカボリ』取材班」、 岩手日報の「特命記者-あなたの疑問、徹底解明-」、 河北新報の「読者とともに 特別報道室」、 東京新聞の「ニュースあなた発」、 新潟日報の「もっと あなたに―特別報道班」、信濃毎日新聞の「声のチカラ」、 中日新聞東海本社の「Your Scoop みんなの『?』取材班」、福井新聞の「みんなで発掘 ふくい特報班」、 京都新聞の「読者に応える」、神戸新聞の「スクープラボ」、 中国新聞の「こちら編集局です あなたの声から」、 徳島新聞の「あなたとともに~こちら特報班」、 西日本新聞の「あなたの特命取材班」、テレビ西日本の「福岡NEWSファイルCUBE」、 琉球新報の「りゅうちゃんねる~あなたの疑問に応えます」の記事を相互交換し、新聞や自社のウェブサイトに随時掲載します。