―その後、プロポーズされたんですよね。
「麻布十番のちょっといい中華料理屋を予約しました。いままでの感謝を伝える手紙を書いて、『これからもよろしくお願いします、結婚してください』とストレートに伝えました」
―彼女さんからはどんなお返事をもらわれましたか。
「彼女も返事の手紙を用意してくれていて、『返事はもちろんYESです』といわれました。これはサプライズじゃなかったからできることですね(笑)」
―確かに。今回話題になっていることについて、感想をお聞かせください。
「自分や彼女にとっては普通のことでしたが、話題になったことにとても驚いていると同時に、たくさんの人にお祝いされてとても嬉しく思っています。彼女と『いい思い出になったね』と話しました」
これだけ多くの方々に注目されたというのも、桁違いのサプライズですよね。サプライズ嫌いのはずだった彼女さん、結果的にすごいことに巻き込まれている気がしますが、素敵な思い出ができたのであれば、本当に良かったです…。
◇ ◇
今回の件を拡散された木浦さんにもお話を聞きました。
―いやあもう、こんな素敵なおふたりのお話をネットで紹介してしまうなんて、ちょっと野暮じゃないですか?
「デジタルネイティブ世代らしいプロポーズだなと、新鮮だったので投稿しました。昨年の夏ごろに、女子高生が位置情報共有アプリ『Zenly(ゼンリー)』が流行したのご存じですか?いまの10~20代にとっては、さまざまなことを”共有”することが当たり前になってきているので、プロポーズの仕方ひとつとっても、感覚が変わってきているのかもしれませんね」
―ちなみに、中山さんとのご関係は…。
「エンジニアとして一緒に開発に携わっています。プロポーズの件はオフィスで雑談してた時に聞きました。プロポーズの後に行く良いバーがないかという話になったのが、きっかけです。いやあ、こんなプロポーズをするなんて、キザなヤツと鼻につくかもしれませんが、ほんっとに実直でいい人で。仕事もそうなんですが、彼女に対しても一生懸命なところが伝わってきたので、拡散したくなりました」
―そうですか。ここまできたら、みんなでお祝いですね。心よりお幸せに!ネットが好きな人たちも、みんなそろってサプライズが大嫌いですから、次のサプライズもとっても心待ちにしています!