直観的デザインで用途が一目瞭然 筑波大の学生が作ったごみ箱に反響続々

黒川 裕生 黒川 裕生

「形に関しては、なるべくそのものに近く、わかりやすいデザインを心掛けました。(ネット上の反応などでは)デザインに関する肯定的な意見を多数いただき大変嬉しい限りですが、誰にでも使いやすいごみ箱というからには、やはり管理や清掃をされる方にも優しいものにする工夫もしております。本体は紙製ですのでかなり軽く、移動等の際にも負担にならず、蓋はどちらも上に乗っているだけなので、持ち上げるだけで簡単に袋の交換ができます。また、ペットボトルに利用したアクリルにはガラスコーティング剤を塗布しており、汚れがつきにくく撥水性もあります。少しの汚れなら軽い拭き取りで元通りになるかと思います」

-SNSなどで注目されていることについてはどう受け止めていますか。

「大変嬉しく思います。そもそもこの活動はごみ箱を通してダイバーシティについて考えることを目的としているので、そういった意味でも多くの方に見ていただけることは非常にありがたいです。 アンケートも既に100件を超える回答をいただいており、反応の全てを把握できているわけではないのではっきりとしたことは言えませんが、学内でも周知は進んでいるかと思います」

-アンケートは6月20日をめどに集計すると聞いています。それを踏まえて、今後の具体的な展開を教えてください。

「今後はアンケート結果をもとにした改良、仕上げをして中央図書館に設置します。それ以外の箇所への設置は現在検討しておりません。ごみ箱自体はこの一組しかありませんが、これをきっかけに多くの方に使いやすいごみ箱、そしてダイバーシティやユニバーサルデザインについて考えていただけたら何よりです」

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