吉行和子、「3年B組」の思い出は?トシちゃんの緊張挨拶に周囲もビックリ

石井 隼人 石井 隼人
学園モノの金字塔としてテレビ史に名を残す「3年B組金八先生」に出演していた際の思い出を振り返る吉行和子
学園モノの金字塔としてテレビ史に名を残す「3年B組金八先生」に出演していた際の思い出を振り返る吉行和子

 先生役を演じていたからこその面白いエピソードもある。それはファーストシーズンに生徒役で出演していた田原俊彦が主演した映画『瀬戸内少年野球団 青春篇 最後の楽園』(1987)でのこと。「再会した途端にトシちゃん(田原)がピシッと姿勢を正して『おはようございます!』と緊張しながら私に挨拶するものだから、周りの共演者やスタッフが『どういうこと!?』とビックリしていました」。ドラマを終えても生徒と教師という関係性は絶大のようだ。

 2001年放送の第6シーズンで、性同一性障害を持つ生徒・鶴本直を演じた上戸彩(33)の登場は強烈に覚えている。「彼女が初めて来たときは、撮影現場が『あの子は大物になる!』と色めき立ったほど。彼女自身もとても立派で、どんなセリフでもスラスラという。同じシーンはありませんでしたが、今年の1月に放送されたドラマで再共演。当時『凄いなぁ』と思っていたのが懐かしかった」と目を細める。女優生活60年を越える吉行にとって、成長した若手との再共演も楽しみの一つになっている。

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