プレゼントの交換や席順決めなどで、くじ引きをする機会が増える年末年始。特に多くの人が手軽に参加できる「あみだくじ」は定番ですよね!しかし、このあみだくじ、選ぶ場所によって当たりやすさが違い、方法によっては公平とはいえない代物なんです。知っていると得をするかもしれない、くじの不思議について、専門家に聞いてきました。
何度となく運命をあの縦線・横線に託してきたのに、今さら「あみだくじは公平でない」といわれても…。多くの人がそうかもしれませんが、私はにわかに信じられません…。
「そうですよね。しかし、そんなときは、実証あるのみです。実際に確かめてみましょう」と話すのは、淑徳大学特任教授の五十嵐一博さん。教員を志す学生を指導する傍ら、大人向けに数学の面白さを伝える活動をされています。
先生が見せてくれたのは、下記のようなあみだくじです。
・縦線は3本、横線は3本
・真ん中が隠されていて、横線3本は見えないようになっている
・当たりの場所は見えていて、一番右端の線の下が当たりになっている
「あなたなら、『左』『中』『右』の3つの出発点から、どこを選びますか?」
うーん、どれでしょう。どこを選んでも同じだと思いますけど…。