鹿児島「妙見温泉ねむ」オッドアイの“入り猫”ユキ

九州温泉ねこめぐり

西松 宏 西松 宏

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 ユキはその後、オーナーからの許可が無事におり、同館で飼えることに。けがは次第によくなり、ロビー内を走り回るほど元気になった。グレーに汚れていた身体も真っ白で美しい毛並みになった。

 ユキの目は右が金色、左が青色のオッドアイ。その神秘的な瞳と凛々しい姿が宿泊者の間で評判になり、今ではアイドル的存在だ。猫が嫌いな人には近づかないが、猫好きな人はちゃんとわかっていて、お腹を見せてゴロンし、「もっとなでて」とアピールする。「最近、やっとお客さんへの接待の仕方がわかってきたようです(笑)」(只野さん)

 同館では現在、「第1回妙見温泉ねこ写真展」(2月2日~28日)が開催されている。猫写真家7人が妙見温泉の看板猫たちの魅力を撮り下ろし、約100点を展示。「猫が縁で全国から大勢の方々に集まって頂き、盛況を博しています。温泉と猫好きの人たちとの交流の輪を、これからも広げていきたい」と只野さん。「入り猫は福を呼ぶ」との予言通り、ユキはこれからも温泉街に幸運を運んでくれるにちがいない。

*「妙見温泉ねむ」鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4386 電話0995・77・2201

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