読めますか?→「三丘温泉」 西日本の「難読温泉地」ランキング1位に選ばれた「ナベツルの越冬地で有名な温泉地」

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地名には通常とは違う特殊な読み方をしたり、見慣れない漢字を使用したりする「難読地名」があります。株式会社ウェイブダッシュ(東京都千代田区)が運営する、みんなでつくる地域応援サイト『生活ガイド.com』は、みんなのランキング第39回「難読温泉地ランキング 西日本編」のトップ10を発表しました。その結果、1位には、山口県周南市の「三丘(みつお)温泉」が選ばれたそうです。

調査は、全国の10~80代の同サイト会員男女545人を対象として2022年7月〜10月の期間にインターネット上にて実施されました。

同ランキングでは、生活ガイド.comが厳選した西日本にある「難読温泉地」をクイズ形式(読めるor読めない)にし、読めなかった票数を集計したといいます。

その結果、「難読温泉地ランキング 西日本編」の1位に輝いたのは、山口県周南市にある「三丘(みつお)温泉」でした。次いで、2位は和歌山県那智勝浦町の「夏山(なっさ)温泉」、3位は大分県九重町の「星生(ほっしょう)温泉」、同率4位は宮崎県都城市の「湯穴(つあな)温泉」、鹿児島県霧島市の「天降川(あもりがわ)温泉」と続きました。

「難読温泉地ランキング 西日本編」の1位に選ばれた『三丘温泉』の読み方は「みつお」で、山口県の東部島田川近くの県立自然公園内の田園風景が周囲に広がるのどかな地域。ナベツルの越冬地として有名で、「負傷した一羽の鶴がここで傷を癒した」という伝説も残る療養にも適した温泉地となっています。

また、山口県周南市にある『三丘温泉』は、1955年に最初の源泉が発見された歴史の浅い温泉地ですが、1961年に厚生省(当時)から国民保養温泉地に、1991年に環境庁(当時)から国民保健温泉地に指定されています。

豊富な湯量と泉質に恵まれており、中でも泉質については、療養泉として効果が大きいとされる硫黄、ラドンが豊富に含まれている、県内でも珍しい温泉です。三丘温泉の他、周南市には泉質の異なる温泉が3つあり、個性豊かなお湯を楽しめるといいます。

なお、周南市の観光スポット・名所として、臨海部には全国有数のコンビナートが広がっており、夜になると幻想的な「工場夜景」を観賞することができるといいます。

また、「粭島(すくもじま)」は、ふぐの延縄(はえなわ)漁発祥の地であり、天然の「徳山(とくやま)ふぐ」は絶品。さらに、周南市は地酒も名産で、山口県の米と水からできる日本酒は芳醇な味わいを楽しめるそうです。

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続いて、「難読温泉地ランキング 西日本編」の2位は、和歌山県那智勝浦町の『夏山温泉』で、読み方は「なっさ」です。南紀勝浦温泉近く、湯川湾沿いに位置する温泉地。美人の湯としても評判がよく、思わず長湯してしまうほど心地のよい、知る人ぞ知る和歌山の名湯です。熊野灘の眺望が良く、和歌山の豊富な海の幸にも恵まれているため、釣りも楽しめる環境だそうです。

3位は大分県九重町にある『星生温泉』で、読み方は「ほっしょう」です。九重連山の北に位置する飯田高原、阿蘇と湯布院を結ぶやまなみハイウェイ沿いにある温泉。九州で一番高い場所に湧いており、九重連山の絶景を眺めながら温泉に浸かれる露天風呂は必見といいます。

同率4位は宮崎県都城市にある『湯穴温泉』で、読み方は「つあな」。都城市の北西部、霧島の山奥にある秘湯で、黄金色に輝く褐色の湯が特徴。浴槽は加温浴槽と源泉温度が約22℃とかなり冷ためな源泉浴槽の2種類があるため、温冷交代が可能だそうです。

同率4位のもう一つは鹿児島県霧島市にある『天降川温泉』で、読み方は「あもりがわ」です。霧島連山から流れ出る天降川に刻まれた新川渓谷沿いにあり、その名は天降川の源流がある霧島山が、日本神話の説話において天孫天降の地であることに由来するそうです。坂本龍馬がお龍と新婚旅行で訪れた場所「犬飼の滝」も近くにあります。

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