鹿児島・妙見温泉「田島本館」のつばめ&すずめ

九州温泉ねこめぐり

西松 宏 西松 宏

 鹿児島空港から車で約20分。鹿児島県霧島市の妙見(みょうけん)温泉は、古くから湯治場として栄えてきた。霧島山麓から流れ出す天降川(あもりがわ)沿いにある「湯治の宿 田島本館」では、つばめ(メス、推定4歳)とすずめ(メス 推定2歳)、2匹の三毛ねこが湯治に訪れる人たちを癒している。

 「つばめちゃん、すずめちゃん、元気だったかい?」。温泉に立ち寄る地元の高齢者たちが受付入口に座っているつばめ、すずめの頭を優しく撫でていく。田島本館は100年以上前に湯治場として開業。長期滞在も可能な湯治宿だ。泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム炭酸水素塩泉。「神経痛の湯」、「キズ湯」、「胃腸湯」の3種類がある。

 2匹の世話をする支配人の榎並直子さん(55)は「神経痛をはじめ、筋肉痛や関節炎などに効き、湯に入る前は杖をついて来たのに、帰るときは杖を忘れて帰る人もいて、『杖いらずの湯』とも言われているんですよ」と笑顔で教えてくれた。

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