共働き夫婦のお金のやりくりに強い見方!夫婦で「共有」できる家計簿アプリ

共働き夫婦の家計管理につかえるアプリ「おカネレコプラス」の画面
共働き夫婦の家計管理につかえるアプリ「おカネレコプラス」の画面

▼共有型のハードルが高ければ、まずは個人型から始めよう

 とはいえ、共有型家計簿は夫婦(家族)で複数名が「始めよう」とならなければ、なかなかきっかけが生まれないもの。ハードルが高ければ、まずは「個人型」の家計簿アプリから始めてみても良いかもしれません。

 たとえば既出のスマートアイデア社は「おカネレコ」という個人型家計簿アプリを既に提供しています。家族のなかで家計を別々に管理している人は、まず個人型を始めてみましょう。家計簿アプリの使い方を習得し、家計簿をつけることが家計に与える好影響を説明できるようになることは、家族型のアプリを始める良いきっかけとなるはずです。

 夫婦別々の家計ではなく「おこづかい制」の人も同様です。毎月のおこづかいを月次収入に見立て、管理をしてみましょう。スマートフォン代金など毎月必ず発生する「固定費」と、飲み会や遊興費などの「変動費」をまとめ、お金に関する情報を夫婦間で明示化してみましょう。そうすることで「これを家族単位で始めるとメリットあるかもしれないな」と思ってもらう…このプロセスが大切だと思います。

 家計簿アプリは、スマートフォンなど手持ちのツールで手軽に入力・管理することができます。家計簿が紙媒体だったときは、お金が入り用なときに開いてやりくりするネガティブな印象がありましたが、時代が変わりアプリになることで、家計簿は家族で取り組むポジティブなツールに変わってきたといえるでしょう。共有型、個人型どちらでも良いので、まずは気軽に始めてみませんか。慣れてきた頃には、周囲がちょっとうらやむようなお金の管理術が身についているはずです。(工藤崇・ファイナンシャルプランナー)

◆おカネレコプラス(スマートアイデア社)https://okane-reco-plus.com/

◆工藤 崇(くどう・たかし)FP-MYS代表取締役社長CEO。1982年北海道生まれ。相続×Fintechプラットフォーム「レタプラ」開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。https://biz.lettepla.net/login

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース