マッチングアプリを利用してみたものの「なぜかいつもうまくいかない」という人は少なくないでしょう。Instagramで漫画を投稿しているピリきゅうちゃんさんの作品『限界女のマッチングアプリ記 完結編』ではマッチングアプリにて相手に感じた違和感について描いています。
物語は、マッチングアプリで迷走中の作者が、趣味の合いそうな男性と出会う場面から始まります。実際に会ってみると現れたのは好印象な男性で、「なぜこの人が独身なのだろう」と不思議に思うほどでした。
会話が弾む中、男性は趣味が浅い人について「面白みがない」と不満を漏らします。作者もその意見に「わかる!」と強く共感しますが、同時に得体の知れない違和感を覚え始めます。
その違和感の正体が露わになったのは、二次会で訪れたバーでのことです。好きな曲の話で盛り上がったものの、深い話になると男性は「あまり知らない」ときっぱり答えます。この答えを聞いた作者は、他人の趣味の浅さを馬鹿にするような態度を見せたにも関わらず「お前の知識もそうでもないんかい!」と心の中で突っ込むのでした。しかしその瞬間、実は自分も同じような発言をしていたという恐ろしい事実に気付かされます。
相手に感じていた不快な違和感は、まさに自分自身の姿そのものだったのです。ショックを受けたと同時に、自分自身を変えない限りどんなに出会いを繰り返しても何も変わらないのだと、作者は痛切に悟るのでした。
同作について、作者のピリきゅうちゃんさんに詳しく話を聞きました。
相手をジャッジする前に自分自身に目を向ける
ーこのエピソードを漫画にしようと思ったきっかけは何ですか?
マッチングアプリを初めて使ってみて、面白いことやしんどいことなど、さまざまな経験をしました。その中で自分なりの気づきもあり、この体験を漫画として発信できたら、自分にとっても「意味のある経験だった」と思えるし、読んでくれた人にも何かを感じ取ってもらえたらいいなと思い、描きました。
ー会話の中で覚えた“違和感”はどのようなものでしたか?
漫画の内容に触れてしまうので、詳しくは実際に読んでいただけたらと思うのですが、「共通点が多すぎる相手」とは、必ずしも上手くいくとは限らないのかもしれない、という違和感でした。
ー「自分も同じことをしていた」と気づいた瞬間、どのような気持ちになりましたか?
もっと自分自身を振り返らなければいけないな、と思いました。マッチングアプリなどの婚活をしていると、どうしても相手をジャッジするような目線になってしまいがちですが、気づくと自分自身に目が向いていないことがあります。理想とする相手に見合うだけの内面を、自分は本当に持っているのか。そのことを、きちんと考える必要があると感じました。
焦る気持ちもありましたが、焦っても上手くいかないことも分かってきたので、これからは相手に何かを求める前に、自分の内面を磨き、素敵な人間でいられるよう心がけていきたいと思っています。
<ピリきゅうちゃんさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/pir_i9/