自分の容姿に自信が持てず、周囲と比べて落ち込んでしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。X(旧Twitter)で漫画を投稿している、うみの韻花さんが公開した『初めての彼氏に裏切られて整形した話』は、そんな容姿コンプレックスを抱えた女性をリアルに描き、大きな反響を呼んでいます。
物語の主人公・鈴木優菜は、外見に自信のない27歳の女性。可愛い後輩・小泉かのんの尻拭いで残業続きの日々を送っています。「自分のあんなふうに可愛かったら」と暗い過去を思い出し、心が沈む中、同僚・高木光一に優しく声をかけられます。その後、仕事帰りに食事を重ねるうちに光一から誕生日に告白され、28歳にして初めての彼氏ができた優香は、幸せの絶頂を迎えます。
しかしある日、光一が同僚と話しているのを耳にします。「あんなブスと付き合ってんの?」と聞かれた光一が「都合がいいから付き合っているだけ」「あの顔じゃ誰とも付き合えなくて、かわいそうじゃん!」と便乗し、「そんなに長く続かない」と答えているのを聞いてしまいます。
突然の裏切りに打ちのめされる優菜は、電車の二重整形の広告を見ながら、目だけでも二重にしたら今よりマシになるかなと思うのでした。その後優菜は二重整形をおこなうのか、続きが気になる同作について、作者のうみの韻花さんに話を聞きました。
直接「ブス」「デブ」などの言葉を浴びせられた
ー感情がリアルに描かれていました。
この作品は、読者の方からいただいた体験談を元にして描いた作品です。私自身も容姿をバカにされた過去があるので共感できる部分が多く、自分の気持ちを投影できたことで、リアリティのある作品になったと思います。
ーうみのさん自身も同作のような場面に?
私の場合、陰で悪口を言われた訳ではなく、直接「ブス」「デブ」などの言葉を浴びせられたことがあります。通りすがりの男性に「ブス」と言われたこともありました。こうした予期せぬ言葉は、通り魔にあったような感覚で、ずっと心の傷として残るんですよね。特に幼少期に言われた言葉は今もずっと覚えてます。こうした出来事が少しでもなくなるよう、お互いに気遣うことができたらいいなと思います。
ー読者に向けて伝えたいメッセージを。
一番伝えたいのは、「たとえ誹謗中傷を受けても、幸せになることを諦めないでほしい」ということです。他者の言葉で自分を全否定されたように感じることもあると思いますが、周りの評価に左右されず、自分を誇りに思う気持ちを大切にすれば、必ず豊かな人生を歩めると信じています。皆さまの未来がより良いものとなりますように。
『初めての彼氏に裏切られて整形した話』の続きはブログで読むことができます。続きが気になる方はぜひチェックしてみてください。
<うみの韻花さん関連情報>
▽X (旧Twitter)
https://x.com/umino_otoka
▽Instagram
https://instagram.com/umino_otoka
▽ブログ
https://umino-otoka.blog.jp
▽書籍
KADOKAWA 「14歳で整形した私」
https://amzn.asia/d/eVbug1X
KADOKAWA 「人生もっとうまくやれたのに〜港区女子の絶望と幸せ〜」
https://amzn.asia/d/8l3rr1D