94歳の女性が行うキックボクシングのトレーニング動画がSNS上で話題だ。
女性がトレーニングを始めたのは89歳の頃。当初は松葉杖を使用し、足を上げるのもやっとの状態だったが、ジムに足しげく通い92歳でミット打ちができるまでに。2024年末に脚の調子を崩し1カ月休んだそうだが、今は復帰し再び日々トレーニングを行っているそうだ。
トレーナーは、キックボクシングジムや接骨院を営む株式会社PALLEDOの生井宏樹さん。女性がどうやって松葉杖からスパーリングができるまで回復したのか。詳しく話を聞いた。
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ーー杖をついてやっと歩ける状態から、どんな過程で回復されたのでしょうか。
生井:最初は杖をついていて、片足立ちも不安定な状態でした。そこからベッドで横になりながらの筋トレ、立ちながらの筋トレ、ちょっとした運動という過程を経て、キックボクシングのトレーニングに移行しました。
ちょっとした運動をしていた頃から、接骨院に来るにも杖を使わなくなり、元気というか、覇気を感じるようになりました。
ーージムには接骨院も併設されているんですね。
生井:マイナスからゼロ、ゼロからプラスへという、スムーズな流れが組めるというのが、接骨院とジム併設の利点だと思います。接骨院って不調を訴えて来る方が多く、それを治療するのはマイナスからゼロにする作業。でもそこで満足せず、ジムやキックボクシングを活用すればプラスまで行けると思っています。
――やりがいあるお仕事ですね。
生井:誰もが年齢を重ねていくので、お年寄りが活き活きとした姿を見せてくれることは、僕にとっての希望でもあります。その希望こそがやりがいなのかもしれません。
――歳だから、とあきらめている方へメッセージを。
生井:これからの人生の中で今が一番若い。今から始めればきっと1年後「1年前に始めて良かったな」と思うはず。まず始めてみて、違うなと思ったらやめればいいだけですよ。
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諦めず継続することの大切さが分かる動画に、SNSには、「人生はいくつになっても変えられるんだ」「高齢の母に見せたい」「不調を乗り越えて、また練習に行こうという心根もすごい」「指導者がすばらしい」などの感激の声が集まった。
生井さんのジムには、パーキンソン病、全盲、発達障害など、様々な症状を抱えた人が集まり、キックボクシングを通じて自分で暮らしをコントロールできる体力と技術を学んでいる。ご興味ある方はぜひ生井さんのSNS発信やホームページをご覧いただきたい。
生井宏樹さん関連情報
Xアカウント:https://x.com/Palledo_namai
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/peacepace.kickboxing
豪徳寺接骨院Palledo:https://palledo.shopinfo.jp/