車を運転する人なら誰もが「はまりたくない」と思う渋滞。みなさんは、渋滞にはまってしまった際、どのような工夫をしていますか。株式会社R&G(さいたま市大宮区)が実施した「渋滞時の車内」に関する調査によると、渋滞が嫌いな理由は「予定が狂う」が最多となりました。また、渋滞時の車内でリラックスして過ごすための工夫は「音楽を楽しむ」が1位となったそうです。
調査は、全国の10~60代以上の社会人男女498人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の9割弱が「渋滞が嫌い」(とても嫌い53.1%、やや嫌い34.3%)と回答。また、「渋滞が嫌いな理由」としては、「予定が狂う」(127人)と「時間がもったいない」(101人)などに回答が集まったほか、「イライラする」(61人)や「トイレの不安」(55人)などの回答も挙がりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:予定が狂う】
▽後の予定に影響しないか不安になる(20代男性)
▽計画がずれていくことにものすごくストレスを感じる(40代女性)
▽到着時刻が読めないので、仕事に支障が出て迷惑をかけるのが心苦しい(50代男性)
【2位:時間がもったいない】
▽時間が無駄になっているようであまり好きではない(20代男性)
▽何も生産性がなく時間の無駄だから(30代男性)
▽時間や自由を奪われている感覚になるから(40代女性)
【3位:イライラする】
▽単純にイライラする。動きが少ないことでストレスになる(30代男性)
▽せっかちでイライラしいなので(50代女性)
▽終わりが見えないことにイライラする(40代女性)
【4位:トイレの不安】
▽過去、高速道路の渋滞中にお腹が痛くなってしまったから(50代男性)
▽同乗している子どもの機嫌が悪くなったり、サービスエリアまでトイレの我慢ができないと騒ぐことがあり、対応が大変(30代女性)
▽切羽詰まったときに渋滞に入ってしまったら、とても辛いことになります。私は膀胱炎になりやすいので、恐怖でしかありません(40代女性)
一方、「嫌いではない」(12.6%)と答えた人の理由としては、「のんびりできる」(11人)、「仕方ない」(10人)、「おしゃべりできる」(7人)などが上位となり、前向きに捉える人が多いことがうかがえます。
では、渋滞時の車内でリラックスして過ごすためにどのような「工夫」をしているのでしょうか。この質問に対しては、1位「音楽を楽しむ」(362人)、2位「おしゃべりする」(52人)、3位「お菓子をつまむ」(51人)、4位「動画・映画を見る」(45人)という結果となり、多くの人がお気に入りの音楽で気分を変えていることがわかりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:音楽を楽しむ】
▽カラオケボックスにいるような気持ちで、家族と一緒に歌って楽しむ(10代女性)
▽いつもはランダムで聴いているが、渋滞に引っかかったときは好きな歌を聞いてリラックスしている(20代男性)
▽できるだけ音楽に集中して、車の中にいることを忘れるようにしている。ミュージカルやオペラはストーリーがあるので集中しやすく、車内で聞くには最適(50代女性)
【2位:おしゃべりする】
▽同乗者と楽しい会話をするようにしている(20代女性)
▽他の人と話すことで気持ちを紛らわす。楽しい話をする(30代男性)
▽同乗者がいれば、普段できない会話をする(40代女性)
【3位:お菓子をつまむ】
▽渋滞が起きてお腹が空いたとき用に、お菓子を常備(20代女性)
▽お菓子や果物を持って行って、おやつタイムにします(60代以上女性)
▽手軽なのはガムを噛むことですが、もっと効果があるのは煎餅など固いものを噛むことです(40代男性)
【4位:動画・映画を見る】
▽運転していない場合は動画や映画を見ています(20代女性)
▽地上波を見ることでイライラが少し解消されます(50代女性)
◇ ◇
【出典】
▽株式会社R&G
https://r-andg.jp/