歯磨きは、インフルエンザなどの感染症への予防効果を高めると言われています。ウイルス感染は、鼻や口、目の粘膜などから起こります。日本歯科医師会のホームページによると、歯を磨かず口の中が不潔な状態だと、口内に潜む歯周病菌などの細菌が、ウイルスが粘膜細胞へ感染するのを助けてしまうことがあるのだそう。お口の中を清潔な状態にすることは「感染症対策の第一歩」なのだそうです。
では、災害などで水を十分に使えなかったり、歯ブラシが手元になかったりする場合、どのようにお口をケアすればよいのでしょうか。防災などに関する役立つ情報を日々発信している警視庁災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)では、水不足のときでもできる「歯を磨く方法」について紹介しています。
①拭けるもの(ハンカチやティッシュペーパーなど)を指に巻く
②ハンカチなどを巻いた指を歯に当て、汚れを拭き取る
また同アカウントによると、食後に水やお茶を飲むときに「ブクブクうがい」をするだけでも、感染防止になると説明しています。これなら、災害などでふだんの歯磨きが難しい場合をはじめ、「仕事が忙しくて歯磨きをするタイミングがない」というときにも、活かせそうですね。
この投稿には、「こういう情報助かります!」「インフルだけでなく様々な感染病予防効果があると、数年前に歯科医さんから聞きました」などのコメントが寄せられています。
▽出典:
警視庁警備部災害対策課公式Xアカウント/インフルエンザの予防効果を高めるお口ケア
https://twitter.com/MPD_bousai/status/1747755681263059248
日本歯科医師会/歯みがき い・ろ・は 感染症対策のカギは「お口のケア」に!
https://www.jda.or.jp/hanogakko/vol73/iroha.html