入れ歯ユーザー1021人に聞いた…半数以上が「保険適用の入れ歯」を使用、費用や悩みは?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

しろくま歯科医院(埼玉県入間市)は、入れ歯を使用している全国の男女1021人を対象に「入れ歯使用の実態」に関する調査を実施しました。調査によると、現在使っている入れ歯の種類は、「レジン(プラスチック)義歯(保険義歯)」が最多となりました。また、現在使用している入れ歯にかかった費用については、6割強の人が「5万円以下」と回答したそうです。

調査は、2023年6月にインターネットで実施されました。

まず、「入れ歯を使用し始めた時期」について聞いたところ、「50代」(32.1%)と「60代」(30.8%)に回答が集まったほか、「40代」(18.7%)、「70代以降」(10.2%)、「30代」(4.4%)といった回答が挙げられました。

さらに、「使っている入れ歯のタイプ」は、88.3%の人が「部分入れ歯」と回答、「総入れ歯」は11.7%でした。

続いて、「現在使っている入れ歯の種類」を教えてもらったところ、「レジン(プラスチック)義歯(保険義歯)」(50.5%)、「ノンクラスプデンチャー(自費義歯・種類はわからない)」(15.3%)、「精密義歯・BPSデンチャー(自費義歯)」(9.2%)などが挙げられ、半数以上の人が保険適用のレジン義歯を使用していることが判明。一方、自費義歯であるノンクラスプデンチャーを使用している人も1割強いることが明らかになりました。

レジン義歯を選んだ人からは、「自費だと高いので保険適用のものにした」(50代女性)、「毎年義歯をつくるので安い費用で賄いたい」(70代男性)、「安いけど、問題ないから」(70代男性)といった費用面でのコメントが多くみられました。

他方、ノンクラスプデンチャーを選んだ人からは、「金属の留め具がないから」(60代男性)、「薄くて着用感が良いため」(70代男性)、「長持ちして見た目もいいので」(70代男性)など、見た目や着用感の良さに関する声が寄せられています。

さらに、「現在使用している入れ歯にかかった費用」について聞いたところ、「5万円以下」(63.7%)が最多に。以下、「6~10万円程度」(13.8%)、「11~20万円程度」(9.3%)、「21~30万円程度」(6.0%)、「31~40万円程度」(2.4%)と続いたほか、少数ではあるものの、「101万円以上」(1.7%)という人もいました。

また、「入れ歯を作り替える頻度」については、「2~3年」(18.0%)、「4~5年」(12.5%)、「6~10年」(11.7%)、「半年~1年」(7.3%)などに回答が分かれたものの、最も多かった回答は「作り替えたことはない」(47.2%)となり、一度作った入れ歯を長年使用する人が多いことがうかがえました。

最後に、「現在使用している入れ歯について、不満や悩みはありますか」と聞いたところ、77.0%の人が「不満や悩みがある」(多少はある:36.4%・ある程度はある:31.9%・かなりある:8.7%)と回答しました。

具体的には、「しゃべりにくい」(50代男性)、「食べ物が詰まる」(60代男性)、「時々痛くなる」(70代男性)、「歯茎が瘦せていくので隙間が生じる」(70代男性)など、さまざまな意見が寄せられたそうです。

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【出典】
▽しろくま歯科医院
https://www.shirokuma-shika.com/

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