鉄柵に脚が刺さり動けなくなった黒猫 迎え入れるためペット可物件に引っ越した女性 赤い糸で結ばれていたんだね

松田 義人 松田 義人

2023年の初夏、京都のとある民家の防犯用鉄柵に片脚が刺さり、動けなくなっていた黒猫がいました。後につけられた名前は「ルナ」。

保護前後の状況は、以前報じたこちらを参照してほしいですが、保護した「ねこから目線。」と懇意の猫カフェで過ごしていたところ、2024年1月に運命の出会いがありました。

「ルナを迎え入れたい」という京都で暮らす女性が現れたのです。

「ペット可」物件に引っ越したが、問題行動のクリアはいかに!?

この女性は一人暮らしをしていましたが、そこはペット不可の物件。ルナを迎え入れることが現実味を帯び始めると、ペット可の物件へ引っ越ししました。

しかし、ここでスンナリ正式譲渡というわけにもいきませんでした。ルナの言動には少しだけ懸念する点があったからです。

 

それは「とにかく夜鳴きの声が大きい」ということ。いくらペット可の物件と言っても、壁が薄い共同住宅の場合、ルナの大きな夜鳴きのせいで他の住民からクレームが入ることがあります。

そのため、まずはこの女性が引っ越した先でトライアルを実施。トライアル1日目は緊張していたルナの夜鳴きはありませんでした。しかし、2日目以降は事前に聞いていた通りの大きな声での夜鳴き…。

女性は慌てずに優しくルナに寄り添い続けました。すると、数日後には「ここが私のお家なのね」とルナは理解し安心したのか、夜鳴きはなくなりました。

トライアルをクリアし正式譲渡が決定

「夜鳴き問題」をクリアすればあとは問題ありません。エサもたくさん食べてくれ、トイレも上手。何より女性から受けるたっぷりの愛情を前に、ルナもすっかりデレデレです。ライアルをクリアし、ルナは2024年3月にこの女性の方で幸せな第二の猫生を迎えることになりました。

多くの人たちの行動と願いが幸せへと繋いだ

鉄柵に脚が刺さっているところを発見し保護手配をしてくれた人、それを受けて保護に向かった「ねこから目線。」スタッフ、さらに動物病院の獣医師、後に世話してくれた猫カフェのスタッフ、そして猫カフェのお客さんやネットなどの情報でルナを応援してくれた人々。

多くの人々の「助けてあげたい」「幸せになってほしい」という思いを経て、ルナは一番最後に「赤い糸で結ばれていた」優しい女性のもとへと巣立って行きました。

女性と一緒の布団の中で、スヤスヤと眠る今のルナの写真を見て、幸せになってくれて本当に良かったと思いました。ルナちゃん、優しい女性のもとで、いつまでも「ゴロニャーン」と幸せに過ごしてね!

ねこから目線。
https://nekokaramesen.com/

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