日本で愛されるミスド、アメリカでは1店舗だけ 全米唯一のイリノイ州ゴドフリー店に行ってみた 営業は朝4時から13時、お年寄りの社交場だった

中将 タカノリ 中将 タカノリ

アメリカ最後のミスタードーナツがSNS上で大きな注目を集めている。

件の店舗について「アメリカで唯一生き残ってるミスドに来ました!@mochiey さんに教えてもらってデリバリーもしてもらってことあるんですが、実際に行ってみてドーナツ屋さんでここまで感動したのは初めてです。ミスドグッズも購入可能なのでドーナツ好きの方は是非行ってみてください。」と紹介したのはアメリカ在住の救急獣医師、Satoshiさん(@satoshi07qb)。

ミスタードーナツは1955年にアメリカのマサチューセッツ州ボストンで創業。全盛期には北米で550店舗を展開するまでに成長し、日本をはじめとする世界各国にもフランチャイズ展開したが、その後、アメリカの本体は企業買収の影響で衰退。今ではSatoshiさんが紹介するイリノイ州ゴドフリーの1店舗のみとなっているようだ。

Satoshiさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「今はわからないですが昔ミスドのコーヒーがおかわり自由だったのはミスドがアメリカから来たからなんですね!」
「わっこれって30年前の日本のミスドのレイアウトですよね⁉️わぁ〜エモいです!」
「大昔のTVコマーシャルとか、ロゴに『ボストン発祥』とか言ってたからボストンで探して無くって『ふかし』かと思ってたけど、ホントにあるんだね。感動。」

など数々の驚きの声が寄せられている。

投稿者さんに聞いた

Satoshiさんに話を聞いた。

ーーこの店舗を訪れた経緯をお聞かせください。

Satoshi:Twitterの友人がアメリカにもミスドがあると教えてくださったのがきっかけで、ブログを読んだりして、いつかは自分でも行ってみたいと思っていました。ちょうど先日、WBCで活躍したエンゼルスの大谷選手とカーディナルスのヌートバー選手が対戦する機会があり、近くに行った際に寄った次第です。

ーーお店を訪れたご印象をお聞かせください。

Satoshi:地域に根付いているんだなといった印象が強かったです。営業時間は朝の4時から昼過ぎの13時までで、地域のおじいちゃん、おばあちゃんの憩いの場になっていました。お土産に買えるものを伺っていたら、定員の方も日本でミスドが有名なのは周知しているようで、話が盛り上がりました。店内の雰囲気はゆっくりとした時間が流れていて、ドーナツとコーヒーとを飲みながら笑顔に溢れていました。ドーナツの味に関しては、日本のポンデリングに勝るものはないです(笑)。アメリカのミスドは昔懐かしいシンプルな優しい味でした。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

Satoshi:アメリカ在住の方だけでなく日本在住の方も昔のミスドのデザインを懐かしがったりしていて、アメリカのミスドを紹介できてよかったなと思いました。子供の頃によく食べたお店って今になると懐かしいですね。

◇ ◇

アメリカ最後のミスタードーナツはセントルイス・カーディナルスの本拠地、ブッシュ・スタジアムのあるミズーリ州セントルイスから車で40分程度で行けるそうだ。日本からわざわざ行きたいという方は、本場の野球観戦も兼ねるとより充実した旅行を楽しめるかもしれない。

Satoshiさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/satoshi07qb

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