米プロフットボールNFLのコルツやブロンコスで活躍し、殿堂入りしている名QB(クォーターバック)のペイトン・マニングさんが、缶詰メーカーであるブッシュズ社の大使に就任し、同社のスポークス・ドッグのデュ―クとタッグを組むことになり、話題となっている。
テネシー州に本社があるブッシュズは、大学アメリカンフットボールのサウスイースタン・カンファレンスのスポンサーで、テネシー大学時代にはこのカンファレンスで活躍したペイトン・マニングさんに大使を依頼。同社の缶詰の豆は、アメリカンフットボール観戦しながら食べるチリスープの材料やディップの具材などにぴったりで、このスポーツとは切り離せないものでもある。
NFL屈指のQBだったペイトン・マニングさんだが、実は、かなりの演技派俳優でもある。現役時代から、テレビコマーシャルで名演技を見せてきており、ユーモアのセンスも抜群で、コメディもこなす。最近では、米スポーツ専門局ESPNの企画で、メジャーリーグの球場でバッティングに挑戦し、全く打てないところから、コーチのアドバイスを受けてホームランを打てるようになるというストーリーを、おもしろおかしく表現した。
余談だが、弟で、優れたNFLのQBであったイーライ・マニングさんも演技派だ。特殊メイクで変装し、身分を偽って、大学のアメリカンフットボール部のトライアウトに参加し、そのプレーを見せるまでは全く気付かれなかった。
このマニングさんを同僚として迎えたスポークス・ドッグのデュークも名スポークス・ドッグ。昨年の10月には「グランド・オール・オプリ」の舞台に上がった。「グランド・オール・オプリ」とは、米国では有名なカントリー・ミュージックの公開ライブ放送番組。この番組のラジオ放送は、1925年に始まり、米国のラジオ史上、最も息の長い番組としても知られている。また、デュークは、サウスイースタン・カンファレンスのアメリカンフットボールの試合中継をするESPNのキャスターとも写真撮影を行っている。
マニングさんと、撮影に対応できる訓練を受けたデュークのプレゼンテーション力も、見どころになりそうだ。