株式会社ユーグレナ(東京都港区)は、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になる遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング」を発表しました。
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが提供する遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について、300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて、結果を提供するサービスだそうです。
同調査は、2023年の干支「卯(うさぎ)」にちなみ、うさぎの好きな野菜の1つ「ニンジン」に関するデータに注目。2022年12月に同サービスの利用者の中から2万1371人のゲノムデータを用いて「ニンジンの摂取頻度とBMI(SNP:rs4445711)」の項目について、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」、「ニンジンの摂取頻度が高いとやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:AG)」、「ニンジンの摂取頻度とやせ型傾向は関連しにくいタイプ(遺伝子型:AA)」の3つのタイプのなかから「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出し、数値化したといいます。
その結果、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になる遺伝子タイプが多い都道府県」の1位は「鳥取県」(17.17%)でした。
以下、2位「宮崎県」(16.56%)、3位「島根県」(16.52%)、4位「岩手県」(16.18%)、5位「長崎県」(15.29%)、6位「福井県」(14.62%)、7位「福島県」(14.16%)、8位「茨城県」(13.90%)、9位「秋田県」(13.89%)、10位「宮城県」(13.57%)と続き、山陰地方と東北地方が多く上位にランクインする結果となりました。
なお、日本人における遺伝子型の割合は、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」が11.3%、「ニンジンの摂取頻度が高いとやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:AG)」が45.7%、「ニンジンの摂取頻度とやせ型傾向は関連しにくいタイプ(遺伝子型:AA)」が43%だったそうです。