鈴木一真さん 波乱万丈のLA暮らし10年を報告 息子の発達障害と不安だった俳優業 「その数年間は人生で一番長く辛い時期だったかもしれません」

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鈴木一真さん(2010年)
鈴木一真さん(2010年)

アメリカ・LA在住の俳優・鈴木一真さんが、自身のインスタグラムを更新。11歳の誕生日を迎えた発達障害がある息子のこと、LAでの暮らしが10年に及ぶことを振りかえりました。長文ととともに公開された17枚の家族写真と3つの動画が示すのは一家の固い絆。「素敵な家族だね」「鈴木家カッコいいね!」「カズマファミリーの幸せ&健康をお祈りしてます」とコメントが寄せられています。

鈴木さんは冒頭に「Time flies! My buddy just turned 11, and it’s been exactly 10 years since we moved to LA on his first birthday.」と英文でつづり、「おかげさまでセガレが11歳になりました。10年前の彼の1歳の誕生日に、我々家族はLAにやってきました。この節目に、こちらでの暮らしについて皆さんにご報告したいと思います。」と書き出しています。

投稿では「当初は1~2年の予定で渡米したのですが、オーディションに落ち続けホームシックがピークに達していた頃、セガレが発達障害と診断されました。当時は症状も重く、発達障害について調べれば調べるほど絶望する日々を過ごしました。」と当時を思い起こしました。続けて「一方の妻は呆れるほどのポジティブ思考で(笑)、その温度差から衝突する事もありました。そんな中、アメリカには充実した療育プログラムがあることを知り、悩み抜いた末にこちらにしばらく残る決断をしました。」とLAに残る決断をしたことを明かしました。

「LA中を駆けずり回りUCLAの特別クラスに」

「LA中を駆けずり回りUCLAの特別クラスにたどり着きました。さらに、毎日セラピストが自宅に来て、じっくりとセラピーを受ける日々が続きました。プログラムでは、親も療育のテクニックを学ぶことが義務付けられていました。振り返ると、その数年間は人生で一番長く辛い時期だったかもしれません。」と振り返った鈴木さんは「その甲斐あって、上手くコミュニケーションが取れず、パニックを起こしていたセガレも手話から始まり、今ではすっかりおしゃべり好きになりました。さらに、突然いなくなってしまうなど、深刻な心配事も少しずつ落ち着いてきました。」と明かしました。

さらに「その後、彼が小学生になるタイミングで日本に帰国する予定で調整していたのですが、ちょうどその頃にコロナ禍が始まりました。幸い、Zoomを通じて授業やセラピーを継続できたおかげで、彼の成長は止まることなく、現在もさまざまなセラピーを続けています。アートや水泳など得意なことも増え、何よりも素晴らしい友達がたくさんできました。」と充実の日々を記しています。

俳優業は「とても不安でした」

自身の俳優業については「そのような事情から日本からのオファーのほとんどを断らざるを得ない状況でとても不安でした。しかし、コロナが落ち着く頃にはこちらでも徐々に仕事が回り始めました。長い俳優組合のストライキもありましたが、今は二つの長編映画を撮り終えて、公開を待つばかりです。」と報告。そして「加えて、発達障害をテーマにしたショートムービーの企画と、障害のある子どもたちがアートに触れる機会を提供する活動が出来ないか模索しています。」とも

鈴木さんは「これから先も何が起こるか分かりませんが、今まで通り努力すれば、良い結果につながると信じています。ですので、これからも我々の珍道中を温かく見守っていただけたら幸いです!押忍!!」としめくくっています。

【鈴木一真さんプロフィル】
すずき・かずま 1968年10月8日生まれ 静岡県出身 血液型B型 T180B93W76H92S27 1987年よりモデルとして東京、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど世界的に活躍。1995年デビュー以来、個性派俳優として数多の作品に出演。2015年文化庁新進芸術家海外留学制度を機にロサンゼルスを拠点に活動中。趣味・特技は旅行、英会話、大型二輪、乗馬、殺陣、柔術(公式サイトから)

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