「蚊に刺されやすい人」多い都道府県が、遺伝子解析で判明! 中四国エリアで多い傾向に、1位は…?

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株式会社ユーグレナは、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「蚊に刺されやすい遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)ランキング」と「蚊に刺されやすい遺伝子タイプが多い血液型」を発表しました。調査によると、蚊に刺されやすい遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)の1位は「愛媛県」でした。一方、蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い血液型の1位は「O型」だったそうです。

ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが提供する遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について、300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて、結果を提供するサービスだそうです。

2020年5月に、同サービスの利用者の中から2万1371人のゲノムデータを用いて、「蚊に刺されやすさ(SNP:rs1026157)」の項目について、「蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GG)」「やや蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GT)」「一般的なタイプ(遺伝子型:TT)」の3つのタイプの中から、「蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を血液型と都道府県ごとに算出し、数値化したといいます。

調査によると、「蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県」は、1位「愛媛県」(14.55%)、2位「高知県」(12.12%)、3位「福島県」(12.05%)、4位「山口県」(12.01%)、5位「富山県」(11.54%)という結果になりました。トップ10に中四国エリアの5県が入り、全ランキングで見ても上位に中四国エリアが多いという傾向が窺えたそうです。

一方、蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い血液型は、1位「O型」(9.47%)、2位「AB型」(8.94%)、3位「B型」(8.83%)、4位「A型」(8.24%)という結果となりました。これは、2004年の学術誌「Journal of Medical Entomology」で害虫防除技術研究所の白井良和氏によって報告された「蚊はO型の血液型を好む」という結果とも一致しているといいます。

なお、遺伝子解析項目「蚊に刺されやすさ(SNP:rs1026157)」に関して、日本人の8.7%の遺伝子型が「蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GG)」、42.7%の遺伝子型が「やや蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GT)」だそうです。

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