「除雪機」下敷きになったり、巻き込まれたり…10年で死亡事故25件 使い方に注意呼びかけ

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クリスマスを前に“今季最強”とも言われる寒波が迫っています。すでに新潟県などでは記録的な大雪となっていますが、今週末にかけても広い地域で再び大雪に警戒が必要な状況となっています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、冬季に使用頻度が増える「除雪機」について、事故を防ぐため使い方への注意を呼びかけています。

NITEによると、除雪機の事故は毎年発生。2012年4月から2022年3月の10年間に、 除雪機の下敷きになったり、巻き込まれたりする事故が36件起きており、そのうち死亡事故は25件(大人が使用し、こどもが巻き込まれた事故を含む)あったといいます。また死亡事故25件のうち約7割の18件が、「安全機能を無効化する誤った使用方法」や、「足を滑らせて転倒する」など使用者による誤使用や不注意によるものだったそうです。

NITEは、除雪機を使用する際は「安全機能を無効化しない」「状況に応じてエンジンを切る」といったように、取り扱い上の注意を守ってほしいと呼びかけています。

【除雪機の構造・各部名称と除雪機の気を付けるポイント】

NITEは、除雪機を使用する際に、以下のような点に注意して使用するよう呼び掛けています。

▽使用者の手を離れて作動することを防ぐ機能である「デッドマンクラッチ機構」などの安全機能を無効化しない
▽後進する際には、転倒したり、挟まれたりしないよう、周囲の壁や障害物に十分注意する
▽人が近づいたときは除雪作業を止める
▽その場を離れる時は必ずエンジンを切る
▽雪詰まりを取り除く際は必ずエンジンを切り、エンジンや回転部の停止を確認してから行う。また、直接手で行わず、必ず備え付けの雪かき棒を使用する

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