「こんな棒で勝てる気しないもんな」と、屋根に大雪が積もった車の写真をツイートしたのは、新潟県にお住まいの廃材再生師の加治聖哉(@scrapanimal)さん。写真には雪が降りしきるなか、停車している車が。その上には車もう一台分の高さはありそうな雪が積もっており、「棒」で除雪しようとしています。
写真はご本人が撮影されたものですが、新潟県では12月19日から20日にかけて、38年ぶりの記録的な大雪が降りました。
「これは勝てん笑」
「雪なめてた」
「車の上に車が乗ってるw」
「新潟県民です。降り過ぎですよね。」
「豪雪地帯は一晩でこれですよ笑」
「一晩でこんなに積もるんですか😵」
「キャンピングカーみたいw」
リプ欄には、豪雪が過ぎる光景に共感する人のコメントが多数寄せられました。撮影した加治聖哉さんにお話を聞きました。
ーー写真当時はどういう状況だったのでしょうか?
「これから街に行こうという時、いったん駐車場から出た時に撮影しました。」
ーーこの後はこの棒で雪落としをされたのですか?
「はい。撮影場所は大きめな道路でしたので、雪を落としても大丈夫なところに移動後、あの棒で除雪してから出発しました」
ーー無事、勝てたようで安心しました…笑。新潟県にお住まいということですが、毎年この時期になるとこれぐらいの積雪があるのでしょうか?
「年にもよるのですが、住んでいる地域は特に雪が降る場所ですね。今年は多めに降るらしいと聞いていた通りになりました」
ーーニュースでは、新潟県で記録的な豪雪が報道されていますが、不便だな、または例年と違うなと感じるところはありますか?
「雪のせいで何をするにしても時間を取られるところが不便ですね。毎年雪の重みで家が潰れないか心配です」
ーーお名前にある「廃材再生師」とはどういったお仕事なのでしょうか?
「廃材再生師とは、私が勝手に名乗っているだけですが、実際は廃材アーティストとして建築現場等で出る廃材を利用して実物大の生き物を作っています」
ーー廃材再生師というお仕事の魅力を教えてください!
「この仕事の魅力は、廃材をいただく際にできるご縁や作品を見て実際に作ってみました!と来場者の方が廃材の可能性を感じてくれるところですね」
ーー今まで様々な作品を作られてきたと思いますが、その中でも加治さんのお気に入りの作品は?
「ヤマイヌをモチーフにした『神籬』と、トラをモチーフにした『寅』が特に気に入っています」
最後に加治聖哉さんは「雪に負けず強く生き抜きたいと思います」と話してくれました。
加治聖哉さんは、廃材再生師として、"役目を終えて死んでしまった「廃材」たちにもう一度「生命」を吹き込む"ことをコンセプトに活動されています。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
■Twitter:「廃材再生師:加治聖哉」(@scrapanimal)
https://twitter.com/scrapanimal?s=20&t=-3s2r6ZLy83tq3C9VioBbA
■公式サイト:「廃材再生師:加治聖哉」
https://seiyakaji.com