アラ還夫婦の半数以上が「別々の部屋」で寝ている…「いびきや寝言などがうるさい」「生活時間がずれている」

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自宅で過ごす時間の大きな部分を占めているのは、実は睡眠時間だといいます。では、普段はどのように寝ている夫婦が多いのでしょうか。全国の20~60代の既婚男女573人に調査をしたところ、20代前半の夫婦の6割近くが「一つの寝具で寝る」と回答した一方で、55歳以上の夫婦では半数以上が「別々の部屋で寝る」と回答し、年代が上がるにつれて、別々の寝具や別々の部屋で寝る夫婦が増えることが分かりました。また、別々に寝るようになったきっかけは、「相手のいびきや寝言などがうるさい」「お互いの生活時間がずれている」などに回答が集まったそうです。

積水ハウス株式会社の研究機関である「住生活研究所」が、「夫婦の暮らしに関する調査(2022年)」と題して2022年8月に実施した調査です。

はじめに、「普段、配偶者・パートナーとどのように寝ていますか」と聞いたところ、20~24歳の夫婦では56.1%が「一緒に寝る」と回答した一方で、55~64歳の夫婦では54.8%、65~69歳の夫婦では62.7%が「別々の部屋で寝る」と回答し、若い夫婦ほど一つの寝具で寝ている人が多いことが分かりました。

また、「別々に寝ることになった理由」については、「相手のいびきや寝言などがうるさいから」(29.6%)、「お互いの生活時間がずれているから」(28.1%)、「1人の時間を持ちたいから」(27.6%)、「お互いのライフスタイルが違っているから」(27.0%)といった回答が上位に挙げられたそうです。

次に、「配偶者・パートナーと別々の部屋で寝ている」と回答した196人に、「配偶者・パートナーと同じ寝室で寝たいですか」と聞いたところ、16.3%の人が「同じ寝室で寝たい」と回答しました。

また、「同じ寝室で寝たい」と回答した32人に、その理由を聞いたところ、「夫婦だから」「特に離れる理由がないから」(いずれも34.4%)が最多に。次いで、「同じ寝室で寝るほうが経済的・省エネだから」(28.1%)、「何か配偶者・パートナーに異常があった時にすぐに対応できるから」「お互いを見守りながら眠れるから」(いずれも25.0%)といった回答が上位に挙げられたそうです。

なお、全体では65.8%の夫婦が「同じ部屋で寝ている」と回答した一方で、夫婦の仲が良いと認識している層(370人)では74.4%と8.6pt高くなっており、仲が良いと認識している夫婦は、一緒の部屋で寝ている割合がより高くなっていたといいます。

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【出典】
▽積水ハウス 住生活研究所「夫婦の暮らしに関する調査(2022年)」/11月22日は「いい夫婦の日」 コロナ禍で約4分の1の夫婦が家事分担に変化
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2022/20221108/

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