深海生物が趣味の男性が作ったユニークなお雑煮が、SNS上で話題になっている。市販の角切り餅3個を使ってダイオウイカの形にカットして焼き上げ、ダイブさせたお雑煮。完成を見届けた人からは「イカしたアイデア」「新世紀エヴァンゲリオンの使徒みたい」などの声が集まっている。
おぞましいダイオウイカになるはずが…
オリジナルの深海生物グッズを手掛けるほど、深海生物が好きなX名・深海マザーさん(@deepseaMOTHER)。ダイオウイカについては、「デカい」ところに魅力を感じるという。「イカは観るのも食べるのも愛でるのも、存在そのものがありがたいですが、創作モチーフの面で見ると形がはっきりしている生物です。どんなに抽象的に形作ってもイカと認識できるところが素晴らしいです」と力説する。
正月のお雑煮も、もちろんダイオウイカ仕様。8本の腕は切り餅を縦に4等分し、それぞれを斜めに半分に切るだけで完成。触腕2本も切り方は同じだが、他の腕よりも少し長めにカット。胴体の外とう膜は二等辺三角形になるように切り、ひし形にしたヒレとくっ付けるように微調整した。
「Xでよく黒焦げになった失敗クッキーなどを見て笑っていたので、同じように…と。それぞれの部位が大きく膨らみくっ付きながら絡み合うおぞましいモンスターが生まれると信じていました(笑)」と深海マザーさん。結果は…意外にもこんがりときつね色に焼き上がり、美味しそうなイカ。鶏ガラスープで作ったお雑煮に投入すると、時間がたつごとにスープに沈んでいくシュールな仕上がりとなった。
Xで「イカの形にカットした角切り餅をこのまま焼くとどうなると思いますか」と過程を投稿すると、大反響。「Xには似つかわしくない投稿となってしまいましたが、見てくださった人たちが同じように感動している光景をみて一体感(いったイカん)を覚えました」とダジャレでまとめた。