「乳幼児の頃、ベビーカーには絶対乗らない!と大暴れするのでほぼ荷物積むカートと化してたって話を10歳の娘にしたら『ガタガタ揺れるのが嫌だった。ママの抱っこがあったかくて好きだった』と言われて当時腰と肩と背中を痛めながら抱っこし続けた私の魂が浄化されました。BIG LOVE…」
10歳になった娘さんとのエピソードを昆布ちさん(@mogmog11032)がTwitterに投稿し、感動を集めています。6.3万件のいいねがついた心温まるエピソードに「この手の育児の答え合わせエピソード大好きです」「最高いい話」「子どもには子どもなりの理由があるんですね。かわいい」「なんて素敵な後日談」「まさに今その状態だけど、頑張って抱っこしてあげようと思いました」など、多くの反響が寄せられています。
昆布ちさんにお話を聞きました。
1歳半でベビーカーはリサイクルショップに
――娘さんにはどのようなきっかけでベビーカーの話を?
娘と出かけたときに見かけたベビーカーで寝ている赤ちゃんが可愛くて。眺めながら「あなたはベビーカー嫌がって乗らなかったのよね」と話したのがきっかけです。
――娘さんの抱っこは何歳くらいまで?
赤ちゃんの頃から4歳くらい(18kg)まではねだられるまま抱っこしていました。ベビーカーは持っていたけど泣いて嫌がられるのでほとんど使いませんでした。
乗せるととにかく不機嫌になっていたと記憶しています。お出かけ時、乗ってもらえないベビーカーを押すのに片手が塞がるし邪魔に感じて1歳半でリサイクルショップに売りました。正直買わなくても良かったなと思いました。
――1歳半で!一般的にはベビーカーがかなり有用になってくる頃かと…。
ベビーカーでスヤスヤ寝てる赤ちゃんやお店のカートにきちんと座れるお子さんが羨ましかったです。エルゴで前抱っこ、背中にはオムツと着替えとオヤツが詰まったリュック…ちょっとのお出かけも大荷物で大変に感じていました。
――余計に娘さんの言葉に救われる思いですね。
サラッと言われました。「覚えてるんだ?」ってこちらが驚きました。
娘の成長とともに幼少期をふり返る会話も増えた
――他にも娘さんとは小さな頃のお話を?
10歳過ぎた辺りから娘のお世話をする事も減り、対等な関係になったと感じると共に「あなたの小さい頃ってこうだったね」と振り返って話すことが増えました。意外と覚えているようで、「寝るときママの足の間につま先を入れて寝るのが好きだった」「ドライヤーの音が大きくて怖くて泣いてたんだよ」など教えてくれます。
――とても微笑ましいです。今回、ツイートに大きな反響がありました。
今現在抱っこで大変な親御さんも、過去に大変だった親御さんも同じような思いをしてお子さんと過ごしてるんだな~と感じました。特に今は小さくて気持ちを言語化できないお子さんをお持ちの方から「うちの子もそうなのかな?」「だっこがんばろう」というリプが貰えたのは嬉しかったです。
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ツイートには、おんぶ大好き→抱っこはママたちの顔が邪魔で気が散る、哺乳瓶拒否→ゴムの味が嫌だった、買い物カートからの逃走→お母さんが待て~って追いかけて捕まえられるのが大好きだった、離乳食嫌い→口の中がベタベタするのも味がしないのも嫌だった…など、「なんでーっ!?(泣)」と苦悩した日々に対するお子さんたちからの答え合わせエピソードも続々と届いていました。
その場その場で必死に向き合った育児も、過ぎてしまえば一瞬。成長したお子さんたちに当時の気持ちや記憶の話を聞きながら懐かしむのも親子の尊い時間になりそうです。