「ブランド蟹」の知名度ランキング 2位「松葉がに」、1位は福井県で水揚げされる「オスのズワイガニ」

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冬の味覚といえばやっぱりカニですよね。特に昨今では特定の地域や港で水揚げされたカニは特に「ブランド蟹」が人気だそうです。株式会社阪急交通社がこのほど発表した「カニに関するアンケート調査」によると、ブランド蟹の知名度ランキングの1位に選ばれたのは「越前がに(福井県)」だったそうです。

全国の20代以上の男女561人を対象として2022年8月に実施された調査で、そのほかの結果は以下の通りとなりました。

▽ブランド蟹の知名度ランキング

【1位:越前がに(福井県)】

福井県の漁港で水揚げされたズワイガニのオスを「越前がに」と呼びます。ズワイガニの中でも最高級品種とされ、甘い身が特徴です。福井県にはおいしい越前がにが楽しめる飲食店や宿泊施設が多数あります。ぜひ現地でも堪能してみてください。

【2位:松葉がに(山陰地方)】

カニの種類としては越前がにと同じですが、山陰地方(鳥取県、島根県)で水揚げされたズワイガニのオスを「松葉がに」と呼びます。「松葉」の語源は定かではありませんが、地域名とは関係がなく、細い足が松の葉をイメージさせるからという説が有名だそうです。

【3位:香住がに(香住漁港)】

兵庫県北部の香美町にある香住漁港で水揚げされたベニズワイガニのことを「香住がに」と呼びます。松葉がにと比べて水分が多く、甘いのが特徴とされています。
ベニズワイガニは他のズワイガニと違って深いところに生息するため、カニカゴ漁法と呼ばれる、海底にかごを沈めて獲る方法がとられているといいます。

以下、4位「間人(たいざ)がに(間人港)」、5位「舞鶴かに(舞鶴港)」、6位「加能がに(石川県)」、7位「津居山(ついやま)かに(津居山港)」、8位「高志の紅がに(富山県)」、9位「柴山がに(柴山漁港)」という結果になりました。

   ◇  ◇

また、色々な食べ方で楽しめるのもカニのいいところ。同調査では、特にどのような食べ方に人気があるのかも聞いています。

「カニはどうやって食べるのが一番おいしいと思いますか」と聞いたところ、ダントツの1位は「ゆでる」(41.7%)でした。以下、「生(刺身)」(17.1%)、「焼く」(14.8%)、「蒸す」(6.8%)、「鍋」(5.3%)と続きました。

ただし、関西在住者の回答だけをみると「生(刺身)」「焼く」の割合が他の地域よりも高く、京都府や兵庫県では、どちらも「ゆでる」を超える割合となっていたそうです。また、全体では2.0%と割合が少なく、都道府県によっては0%だった「揚げる」は、東海地方である静岡県、愛知県、三重県の在住者では選択する人がいたといいます。

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