「再配達による連絡が不要」「配達員の負担が減る」…「置き配」利用経験ある人は5割弱に

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最近はネットショッピングやフードデリバリーなどの「配送サービス」の需要が高まってきています。一方で、配達員の人員不足や配送遅延、運賃価格の上昇といった物流の課題も懸念されています。そんな中、自宅のドア前や宅配BOXで荷物の受け取りができる「置き配」が注目されています。全国の男女1251人に聞いたところ、おおよそ2人に1人が「置き配」を利用したことがあると回答しました。「置き配」を推奨したいポイントとしては「配達員の負担が減る」や「再配達による連絡が不要」をあげる人が多かったそうです。

セイノーHDグループ会社で、置き配サービス「LOCCO」を運営する株式会社LOCCOと株式会社Tポイント・ジャパンが2022年2月に行った調査です。20~60歳の男性629人、女性622人に聞きました。

「置き配を利用したことがあるか」と聞いたところ、49.7%が「利用したことがある」と答えました。また、「置き配」サービスは知っているが「利用したことがない」人は43.9%で、ほとんどの方が「置き配」サービスについて理解していることが分かったそうです。年代別の利用者の割合を見ると、20代で57.1%、30代で55.4%、40代で51.6%、50代で41.4%、60代で43.0%となり、特に20~40代で積極的に利用されていることが分かります。

「置き配」を利用した人に「置き配を他の人に推奨したいポイント」について聞いたところ、1位「配達員の負担が減る」(62.4%)、2位「再配達による連絡が不要」(58.2%)、3位「在宅の必要がない」(56.0%)という結果に。

一方で、「置き配」の未利用者に「置き配サービスに対して魅力に感じる特徴」について聞いたところ、1位「配達員の負担が減る」(32.8%)、2位「一度の配送で、環境に優しい」/「再配達による連絡が不要」(26.4%)という結果だったそうです。

なお、「置き配」のヘビーユーザーの特徴を調査したところ、「一人暮らし」で「都会的なライフスタイル」を好まれる傾向が強いことが分かったそうです。

一方で、「置き配」を知っているが利用したことがない人に対して、「置き配を利用しない理由」について聞いたところ、「盗難」「盗む」「紛失」「不安」といった声が多く寄せられ、荷物の盗難や紛失など、防犯上の懸念から抵抗感を感じていることがうかがえたといいます。

なお、LOCCOの調査では、2021年1月から2022年3月の期間において、「盗難」や「紛失」などによる盗難保険の適用率は0.0008%だったといい、「実際に置き配でトラブルに遭遇するのは10万件に1件未満であることがわかりました」と説明しています。

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