【漫画】配達員の日常を描く「ウーバー漫画家」の体験漫画が話題 ならではエピソードにあるあるの声

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「Uber Eats(ウーバーイーツ)」は、レストランなどの料理を配達パートナーと呼ばれるスタッフが家まで届けてくれるという、とても便利なデリバリーサービスですね。

ゆきたこーすけさんは、副業でそんなUber Eatsの配達スタッフをしながら、その時の体験談などを漫画にして、ブログやTwitterに紹介する「ウーバー漫画家」として活動。

実際の配達パートナーだからこそ描ける裏事情やあるあるが、多くの人から注目されています。

ウーバーを始めた理由

では、ゆきたさんは、なぜUber Eatsのスタッフを始めたのでしょう?

最初にやろうと思ったきっかけは、「お腹を引っ込めるため」だったそうです。漫画家は家にこもりっきりで作品を手がけなければならず、なかなか外出や運動をする機会はありません。第一に、“ダイエット”がモチベーションとなったとのことです。

「また私は元宅配業者なので、ウーバーイーツという新しいシステムにすごく興味もありました。運送会社に勤めていたので、『フリーランスの配達員』ってどんな感じなんだろう?とすごく興味がありました」 (ゆきたこーすけさん)

痩せられて、体験を漫画にもできて、副業として稼ぐこともできる――まさに“一石三鳥”な配達員の仕事。

ちなみに、ダイエットに関して、ゆきたさんは「自転車で配達するとひと月に5kgも痩せられる」という話も聞いていたそう。しかし、ある日膝を痛めてしまい、その後は原付に乗り替えたりしながら、現在もデリバリーを続けているとのことです。

楽しいことも苦労もたくさん経験!

「ウーバー漫画家」であるゆきたさん。Uber Eatsでの仕事を通じて、新たな楽しみも見つけられたといいます。

配達のために、小型二輪免許を取得し、ホンダの「スーパーカブC125」を購入。それをきっかけに、現在バイクにハマっているとか。

「乗り始めたらこれがとても面白くて、ツーリングに出かけたりするようになりました。ウーバーイーツをやっていなかったら知らなかった世界です」 (ゆきたこーすけさん)

一方で、やはり配達中にはさまざまな苦労もあるそうです。

最初にぶつかった問題は、研修がなく、ほぼ独学で仕事を覚えなくてはならないこと。また、地域性によるところが大きく、他の稼げているスタッフのやり方を参考にしても、自分がやってハマるとは限らないそうです。

さらに、店舗を構えていなかったり、表向きの業態が異なっていたりする『ゴーストレストラン』でのピックアップ(商品の受取)、タワマンなど大きくて入り口や内部が複雑な構造であることが多い『巨大マンション』へのデリバリー、またシステムの都合によってナビゲーションの画面が間違った配達先を指し示す『ピンずれ』なども、デリバリー時によく苦労することだといいます。

このように、配達パートナーにはさまざまな障害がつきもの。しかし、「そこが面白さでもあるように思います。いろいろ試行錯誤しながら稼ぎ方を探していくのも面白いです」と、ゆきたさんは語ります。

苦労や困難も楽しみに変えながら仕事をされているのですね。

また、Uber Eatsの配達員の仕事については、業務提携という立場上、保証面の不安がささやかれることもありますが、ゆきたさんは自身がそもそもフリーランスの立場であることもあり、まったく気にしていないといいます。むしろ自由な時間に働けることや、報酬面から考えると、とても良い副業だと感じているとのことでした。

読者の体験談も漫画に

また、ゆきたさんは自身の体験談だけでなく、読者の方から寄せられたエピソードもたくさん漫画化されています。

読者の投稿は「お客様目線」と「配達員目線」、その両方を紹介。

『ゴースト店』や『タワマン』のエピソードなど、ゆきたさんご自身のエピソードと同様に、多様な体験談が紹介されています。

「あるある!」と共感できたり、大笑いしてしまうようなエピソードの数々。

「全国の読者さんから、たくさんのウーバーイーツエピソードを送っていただいてとても感謝しています」(ゆきたこーすけさん)

ウーバーのシステムの魅力を発信したい

楽しみも苦労もありながら、ウーバー配達員ならではのエピソードを面白おかしく手がけられているゆきたこーすけさん。

しかし、Uber Eatsの配達パートナーには、先述の通り研修や保証の面でのデメリットもあり、また時折メディアなどで配達員の交通マナーの悪さが指摘されたり、届いた商品の状態が悪かったというユーザーの声などが、問題点として取り上げられることもあります。

実際に、ゆきたさんも「商品の味噌汁をこぼして落ち込んでしまった」という経験があるそうです。

このように、Uber Eatsにはデメリットも存在します。それでも、ゆきたさんは「非常に便利で画期的なサービスだと思いました」と話します。

「悪い面がないとは思っていないのですが、良い面が発信されることが少ないと思うので、自分はそれをマンガで出来たらいいなと思います」

自身の経験も踏まえながら、Uber Eatsの魅力を伝えているゆきたさん。

なお、筆者も私事ながら、この記事を書いている最中にUber Eatsを頼んでみたくなり、“初ウーバー”してしまいました。配達スタッフの方は、雨の中はるばる来てくださったうえ、とても気さくで好感がもてる方で、もちろん料理も丁寧に運んでくださいました!

そんな配達員の方や、これから配達員になりたいと考えている方に向けて、ゆきたさんはこんなメッセージを送られています。

「マナーを守ってみんなで楽しくウーバーしましょう!」

  ◇  ◇ 

ゆきたこーすけさんは、TwitterやアメーバブログにてUber Eatsにまつわる漫画を毎日更新。また最近は、「すくパラ倶楽部NEWS」にて『男前!嫁日記』の連載も開始。ゆきたさん曰く、「破天荒で男前な嫁が主人公の漫画」とのことです。

■ゆきたこーすけさんのTwitterはこちら (@kosukeyukita)
 →https://twitter.com/kosukeyukita 

■ゆきたこーすけさんのアメブロはこちら
 →https://ameblo.jp/yukitanoyonkoma/

■『男前!嫁日記』はこちら (「すくパラ倶楽部NEWS」サイト内)
 →https://news.sukupara.jp/item/164476

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