子育て家族のお財布事情…世帯年収「500万円台」、貯蓄額「100〜200万円未満」、ひと月の食費「3万円〜5万円未満」が最多

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いまの子育て世帯は教育費や住宅ローンを払いながら、老後資金にも備える必要がありますが、日々の生活費に精一杯で先々の貯蓄まで考えられない場合も多いと聞きます。株式会社小学館が運営する「HugKum」は、「令和の子育て世代のお金事情」について、アンケート調査を実施したところ、世帯年収は「500万円台」が最多、貯蓄額の1位は「100〜200万円未満」、月の食費は「3万円〜5万円未満」などの回答が得られました。

調査は、「HugKum」のメールマガジンによるインターネット上で2021年12月15日~2022年1月5日に実施。対象は全国47都道府県に住む0歳~小学6年生までの子供をもつママ・パパで、有効回答数は818名でした。

子育て世帯の平均年収を聞いたところ、最も多いのは「500~600万円未満」の世帯で15.7%でした。次に「400~500万円未満」(14.6%)、「600~700万円未満」(11.4%)と続く一方で、全体の3割以上が「700万円以上」と回答しており、共働き夫婦の増加傾向が世帯年収の高さにも現れる結果となりました。

続いて、家庭の貯蓄額を聞いたところ、「100万円以上200万円未満」(21.5%)が最多となった一方で、「1000万円以上」(17.6%)が2番目に多い回答となり、二極化傾向が明らかに。「貯蓄はない」(14.4%)が3位となり、貯蓄額は世帯による差が大きい様子が伺えました。

また、貯蓄の目的は、1位「教育資金」(65.6%)、2位「老後資金」(53.6%)、3位「趣味や旅行等の娯楽のため」(29.8%)となりました。

外食を除くひと月の食費について聞いたところ、「3万円~5万円未満」(39.2%)が最も多く、次いで「5万円~6万円未満」(22%)、「3万円未満」(14.5%)と続き、全体の約半数が5万円未満という回答になりました。

総務省が全国約9000世帯を対象に行っている家計調査の結果によると、4人家族の1カ月の食費は平均6万円前後だそうです。コロナの影響で食費が高くなったという声も聞かれますが、本調査では全体の75.7%が6万円以下という結果になりました。

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