英語にも「ググれカス」と同じような言葉があるという事実がSNS上で大きな注目を集めている。それは「Google is your friend.」
「『ググれカス』って英語だと『Google is your friend.』って言うんだよね。はじめて聞いたときはオシャレな響きだなぁと思ったけど、よくよく考えたら京言葉的な皮肉っぽさが混じってて最高に好き。」
とこの言葉を紹介したのはオーストラリア在住で英語学習アカウント「こあらの学校」校長のこあたんさん(@KoalaEnglish180)
「ググれカス」とほぼ同義だが、たしかにより婉曲的で京言葉的なべったりした皮肉っぽさを感じる「Google is your friend.」こあたんさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「グーグルはんと仲ぁ良いやないですか。お聞きになったらいかがどす?」
「まぁ英語ってイギリス語だから芯の嫌味さはありますよね(重めの偏見)」
「少し話は違いますが、英会話の授業で『I'll serch on the Internet』というと必ず先生から『I'll google it』って訂正されてました笑 『ググります』は世界共通なんだなと」
など数々のコメントが寄せられている。
こあたんさんにお話をうかがってみた。
ーー英語圏で「Google is your friend.」は実際に皮肉っぽいニュアンスで使われているのでしょうか?
こあたん:シチュエーションや言い方等にもよるので一概には言えませんが、皮肉っぽいニュアンスが含まれることも少なくないと思います。
ーーこのように日英で共通するスラング、ネット用語は他にもあるのでしょうか?
こあたん:どのようなものを「共通するスラング」とするのか分かりませんが、イギリス英語には
「That is a very brave proposal(それは勇敢な提案ですね)」が「ばかげている」
「I hear what you say(言いたいことはわかりました)」が「もうあなたとは話したくない」
など似たような皮肉めいた表現がたくさんあるようです。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
こあたん:「英語って面白い!」という反応があったことが一番嬉しかったです。今後もみなさんに英語を学ぶ楽しさをお伝えできるように頑張ります。
◇ ◇
言葉の奥深さは洋の東西を問わない。
なお今回の話題を提供してくれたこあたんさんは1月20日に新著「これを英語で言えるかな? こあら式 意外と知らない英単語図鑑」(マガジンハウス)を出版。身近だけど意外と言えない2000以上の単語をイラストをまじえ楽しく学べる一冊なので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
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【こあたんさん関連情報】
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/KoalaEnglish180
▽「これを英語で言えるかな? こあら式 意外と知らない英単語図鑑」(マガジンハウス)
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%82%92%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%A7%E8%A8%80%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%81%AA-%E3%81%93%E3%81%82%E3%82%89%E5%BC%8F-%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%A8%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E%E5%9B%B3%E9%91%91-%E3%81%93%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1/dp/4838731930/