コンビニで販売されている化粧品。お手軽で便利だし、出張のときなどに買ってしまいますよね。でも、パッケージをガチで見ることなんてないかも。ところが…「パッケージの英文何気なく見たらね、ローマ字でしかも関西弁だった」というツイートが話題です。
「Are! Yo mitsuketana. Sura sura yomeru yaro.(あれ!よう見つけたな。スラスラ読めるやろ)」で始まる英文は、セブンイレブンで販売されている花王の男性用スキンケア『メンズビオレSMART』の3アイテムのパッケージに書かれています。
ジェル洗顔料に書いてあることをよく読むと「たまにはイヤなこともあるやん。出かけたくない日もあるやん。そんなときも頑張ってるあんたが好きやで。せやけど無理せんことも大事や。休んでもええねん。逃げてもええねん。ちゃんとごはん食べて顔洗って、それだけで立派なことや。なんかオカンみたいになってもうたけど、言いたいことはこれだけ。がんばらんでもええんやで」(実際はすべてローマ字です)。この思わずホッとする内容に、「好き」「ツボりますねこれ…笑」と多くのコメントが寄せられています。
なぜこんなメッセージになったのか、その経緯を、花王の広報担当者に聞いてみました。
ーそもそもなぜローマ字表記になったのですか?
「表のパッケージは文字も小さく読んでいただけない…読んでいただけないなら、読んでもらったときに、あれ?と思っていただけるようなメッセージってどうかな、ということになりました」
ー関西弁になったのはなぜなんでしょう?
「企画のメンバーに関西出身者が多かったということもあり、忙しい男性にホッとしてもらえるような優しさのある関西弁がいいんじゃないかと。『いいんです』『もんだいありません』と言われるより『ええんやで』って言ってもらった方がホッとするんじゃないかと思って」
ーいちばん伝えたかったことは?
「効率的にスキンケアをしてもらうというコンセプトはあるんですが、そんなひと時がリラックスできる時間であったらいいなという思いです」
ー6月19日に発売されていますが、話題になるまで3カ月弱がかかっていますね。
「関西弁についてはインフォメーションしていなくて、企画の段階から、気づいてもらえなくてもいいよね?くらいの感じでした。花王でもセブン様でもこういったユニークな表示は初めてで、2カ月くらいなにも音沙汰がなくて、実は話題になる前にセブン様にはお声が届いているのかも?とたずねてみたくらいです。やっぱり気づかれないよねって思っていたところにすごく話題にしていただいて、担当者一同素直に喜んでいます」
ツイッターのコメントのなかには「セブンイレブンでバイトしてていつも見ているのに気が付きませんでした。笑」とあるほど、普通のパッケージにしか見られていなかったようです。ローマ字のなかにはところどころMen’sやrelaxなどの英語がはさまれ、「ローマ字の日本語だと、読むときも片言で再生されるのは私だけでしょうかww」と、外国人が読んでいるような状態に陥る人が多数。
ちなみにツイートされた翌日には、メンズビオレ公式ツイッターが「Are! Bare chai mashita?」とリツイートしています。
Honmani mitsukete moratte yokattayan!