デルタ株感染の広がりを受けて、不織布マスクが学校でも推奨されています。ですが、細いゴムの圧迫で耳の後ろが痛くなり血が出てしまうことも。そんな耳の後ろの流血を救うアイデアがSNSに投稿されると「素晴らしい♪ その愛に、皆が気付きます様に。」と1.1万以上のリツイートがつきました。
投稿したのは小学5年生の娘さんがいるまぅさんです。そのアイデアとは、布製のヘアバンドのちょうど耳の上あたりにボタンをつけるという方法。マスクのゴムをボタンにかければ、耳への負担がなくなります。材料はすべて百均で揃えることができるので210円もあれば作れるとのこと。また、ボタンは大きめにすれば、小さい子どももつけ外しが簡単にできそうです。
「あたしも、欲しい。ホント、耳、痛いの、いつも。」
「マネさせてください!」
「可愛くて実用性あるの凄いですね!」
「小さなお子さまでも着脱しやすく、お裁縫が苦手な親御さんでも、ボタン付けくらいなら何とかなるだろうし、中学年なら自分でも作れそうです。まだまだ続くコロナ禍 少しでも楽しく過ごせますように♪」
と、リプ欄には絶賛コメントがずらり。さらに早速作ってみた人からは「とても良いつけ心地です」「よい感じ〜!」との声が集まりました。
「羨ま素晴らしいです!!男児、男児への上手い対策をどなたか…」という声もありました。ヘアバンドを男の子がしてもいいと思うのですが、帽子やメガネにボタンをつけるアイデアも寄せられています。
「耳の後ろが痛いからマスクをしたくない」と言われ…
まぅさんがこの方法を考えたのは、学校や習い事の先生から「不織布マスクでお願いします」と言われたことがきっかけでした。以前娘さんが不織布マスクをつけた時は、1週間もしないうちに耳の後ろがボロボロになってしまい「痛いからもうマスクをしたくない」と言われたのだそう。そこで、耳に負担なく不織布マスクをつけられる方法を考えたと話します。
「私がバイト中に耳の痛みに耐えられなくなって、どうにかならないか…と考えて、バイトの帽子にボタンを付けたっていうのが先にあったんですね。おかげで1年以上耳が痛くなったことがないんです。なので、子供にもそれを応用出来ないか…と考えました。」
リボンやバレッタも考えましたが、「簡単にできて楽そうなもの」ということでヘアバンドにボタンをつける案になったそう。作る時のポイントについて聞きました。
「うちの子は肌が弱いのでゴムが耳の上にぶつからないようにちょっとボタン位置を上にしてますが、耳の上が切れない人はボタン位置を耳の後ろにすればマスクのズレもあまりなくなるんじゃないかと思います。人によって『ここにぶつかるのが気になる…』っていうのがあると思うので、小さめの缶バッジを付けてみてマスクをかけて位置を試してみると楽なのでおすすめです。」
「裁縫が苦手でボタン付けすらしたくなーい!!って場合は好きなバッジをボタン代わりにしてもいいんじゃないかと思います。」
「子供に聞いてみたら、平べったいものよりもぷっくりしてる厚みのあるボタンの方がゴムがかけやすいと言ってます。あと四つ穴ボタンの方がしっかり付くのですが、二つ穴ボタンの方がかけやすいらしいです。大人なら気にならない程度の差なのですが、小さい子の場合はくるみボタンの方がゴムをつけやすいかもしれません。」
まぅさんは、さまざまな素材と色マスク用ヘアバンドを12本制作しました。たくさんあれば服に合わせる楽しみもあるほか、帰宅したらネットに入れてどんどん洗濯ができます。娘さんは最近ボタン付けを習ったそうで、いくつかは自分で作り自信にもつながったと話します。コーディネートを楽しみながら、「耳、ぜんぜん痛くない!」と喜んでいるそうです。