今年に入り「Clubhouse」など国内において音声SNSが次々と誕生しています。5月3日(米時間)にはTwitterの音声チャットルーム「スペース」が登場しました。さっそく使ってみましたので、「Clubhouse」と比較しながら、Twitter「スペース」についてご紹介しましょう。
Twitterも音声SNSに参戦
日本で人気の高いSNS、Twitter。そんなTwitterに音声を介して交流できる新サービス「Space(スペース)」が登場しました。仕組みは様々な人と気軽におしゃべりができる音声SNS。今年初めに登場した音声SNS「Clubhouse」とよく似ています。
筆者も「スペース」を試してみました。報道ではフォロワー600人以上でないと「ホスト」として「スペース」を立ち上げられないとのこと。しかし筆者の場合はフォロワー数500人以上でも立ち上げることができました。
立ち上げ方は簡単。右隅にある「+」の丸アイコン、紫色のアイコンの順にタップするだけです。
「スペース」は公開されていて誰でも参加可能。テーマに沿った名前を付けるとスタートします。
「ホスト」は最大10名まで「スピーカー」を招待でき、参加者との交流が楽しめます。聞き専である「リスナー」としての参加もOK。もちろん途中でリスナーからスピーカーになれます。
「スピーカー」になれるアカウントは「全員」「フォローしているアカウント」「スピーカーとして招待したアカウントのみ」から選択できるため、簡単なトークショーも開催できます。
基本的に「Clubhouse」と似ていますが、いくつか違いがあります。「スペース」が勝っている点は会話中に絵文字を通じてリアクションが送れること。また使用中にスペースの名前を変更できる点も見逃せません。「Clubhouse」よりも、かゆいところに手が届くという感じでしょうか。
またTwitterの一サービスということで、ツイートを利用することで、写真や文章の共有がスムーズにできるという点も大きいです。できればパソコンでツイートし、スマホで「スペース」を使うスタイルがおすすめです。
セキュリティ面も万全。「ホスト」は「スピーカー」をミュートにすることができ、スペースから退室させることも可能。また一斉に全「スピーカー」をミュートにする機能もあります。
すぐに端末が熱くなるというデメリットも
筆者はiPhone7で「スペース」を使いました。立ち上げ数分後に端末はどんどん熱くなり、バッテリー容量も低下の一途をたどることに。筆者だけでなく、友人も端末が熱くなる現象に遭遇しているようです。一方、「Clubhouse」では端末が熱くなることはありません。
先ほどツイートを使っての交流がおすすめと書きましたが、「スペース」をしながらツイートすると落ちました。「スペース」使用中は他のサービスや他アプリと併用しない方がいいでしょう。
事前にツイートして宣伝するのがおすすめ
よほどのインフルエンサーでない限り、筆者のような一般人の場合は事前にツイートをして「スペース」の利用を宣伝しましょう。「スペース」からスケジュール機能を使って、ツイートでの共有やDMを通じての招待ができます。またリンクのコピーもできるため、Facebookなどの他SNSでの共有も可能です。
あと、フォロワー名を匿名にしている場合は「スペース」使用中に身元がバレないように注意しましょう。
今年に入り、Facebookでも音声SNSの導入がささやかれるなど、今後も新サービスが続々と登場する気配です。SNS好きの立場からすると、今後のSNSのサービス拡大に期待したいところです。