ワイヤレスイヤホンには、イヤホンの位置情報を調べられる機能を持つものがあるそうですが、とある紛失したイヤホンで表示された場所が衝撃的だと話題になっています。右耳は東京にあるのに、なぜか左耳があるのは…台湾の首都・台北です! その距離はなんと2100キロほど。「とてつもなく顔が大きな人が使っているのか?」「耳にかけるどころか世界を股にかけるイヤホン」「音楽に国境はないというのはこういうことだったのか」など、驚きの声があがっています。
投稿したのは東京都の高校生・しめじ11168(@simezi11168)さんです。「さよなら俺の左耳イヤホン今までありがとう」とのコメントとともに、位置情報が写った画像を10月10日に投稿しました。東シナ海をはさんで左右のイヤホンが対峙するという、いまだかつてないスケールの大きさが注目を集め、14日夜までに6万件リツイートされ、23万件近い「いいね」が付いています。
ちなみに、どうしてこんなに遠い距離にイヤホンが分かれてしまったのかというと…実はしめじ11168さん、台湾への修学旅行の際、泊まっていたホテルに左耳だけ忘れてきてしまったのだそうです。投稿を見た人たちからは、イヤホンの所在をおもしろおかしくつっこむだけでなく、「探す手伝いをしたい」といった連絡も。
「台湾在住の日本人です。ホテルに落とされたようであれば、ホテル名を教えて頂ければ落とし物を拾っているか連絡して確認いたします」「(台湾にいる人から)私、来週日本出張するので探せたら持っていきますよ!」などなど…。そんなやり取りに「奇跡の返還を経て映画化」を予想する人までいました。
投稿したしめじ11168さんにお話を聞きました。
―イヤホンを購入したのはいつですか。
「去年の4月ごろです。暇さえあればいつも付けて聞いていました」
―ああ、お気に入りのイヤホンだったのですね。それを台湾旅行中に無くされたなんて…。
「修学旅行は3泊4日で、台北周辺の有名な観光地…九份や中正記念堂などを回りました。付けたままホテルで寝て、そのまま忘れたのだと思います。紛失に気がついたのは帰国直前の空港でした」
―それは残念でしたね…。しかし、SNSでは大変な反響です。
「すでに無くなった片耳分は購入しているのですが、何人かの方々が探すのを協力しますといってくださって、ほんとに感謝してます! 修学旅行の期間も含め、台湾の人たちはとても優しいんだな〜と思いました」