いつになれば緊急事態宣言を解除できるのか
これは、本来は「時期」ではなく、「新規感染者数や医療逼迫状況といった指標が、どれだけ改善されるか」という「ファクト(数値)」の問題です。
現在は、従来株からほぼ変異株(英国型)に置き換わっていることにかんがみても、緊急事態宣言を解除するのは、これまでのように、ステージ3に下がるだけでは不十分で、ステージ2まで、あるいは、それ以上にもっと下がらなければ、すぐリバウンドしてしまう、という見方が増えています。
具体的には、10万人当たり新規感染者数(1週間)が、ステージ3が25人未満、ステージ2が15人未満で、1日当たり新規感染者数で見ると、ステージ3、2それぞれ、東京は約500人・約300人、大阪が約315人・約190人、北海道が約190人・約110人、愛知が約270人・約160人、福岡が約180人・約110人といったことになります。
解除については、ワクチン接種の進捗状況や変異株の動向などにも、留意する必要があります。