ペット用品店のケージから手を伸ばしてきた子猫 たまに甘える美猫に成長

渡辺 陽 渡辺 陽

大阪府に住む後藤さんは、ペット用品店で偶然、里親を募集していた子猫に出会った。試し飼いをしてみると、小さいが丈夫で可愛かった。ただ、先代猫を亡くしてから半年、子供も小さく、猫を飼うのはもう少し後にしようと思っていた。

 

ペット用品店で子猫と出会う

2014年6月、大阪府に住む後藤さんは、ペット用品を販売している店に行った。ふと見ると、レジの横にケージが置かれていて、中には4匹の子猫が入っていたが、里親募集中とは書いていなかった。後藤さんの長女のスカートがひらひらするのが気になったようで、1匹が手を伸ばしてきた。店員が「抱っこしてみますか」と言ったので、手を伸ばしてきた子猫を抱いてみたら、ますます可愛くなってきた。「お試し飼いしませんか」という店員の言葉に後藤さんは、ハチワレとキジトラの猫の試し飼いをしてみることにした。2匹飼おうとは思わなかったという。

元気そうな子猫

子猫たちは、ペット用品の店と付き合いのある個人ボランティアが持ってきたという。近所の公園の横に側道で発見したのだが、箱に入れて捨てられていたという。4匹はくっついて固まっていて、雨に濡れて弱っていたそうだ。

ペット用品店で子猫たちを見かけ、試し飼いしたいと思ったのは後藤さんだけでなく、後藤さんの後にも予約がたくさん入っていた。

「僕はハチワレのほうが可愛いと思っていたのですが、なぜかハチワレの子猫は情緒不安定で、興奮して暴れまわっていたのです。キジトラの子猫は落ち着いていたので、飼いやすいように思えました」

何よりキジトラの子猫は、ようやくヨチヨチ歩き始めたばかりだったが、手脚がしっかりしていて丈夫そうだった。前に飼っていた猫、ピースくんは身体が弱かったので、後藤さんは、キジトラの子猫の力強さにも惹かれた。

たまに甘えてくれるモカちゃんに首ったけ

後藤さんは、先代猫ピースくんが亡くなってから、まだ半年くらいしか経っておらず、子供が小さかったこともあり、1、2年経って落ち着いてから新しい猫を飼うつもりだった。ところが、偶然、キジトラの子猫と出会い、試し飼いを経て飼うことにした。

名前はモカちゃんにした。

ピースくんは生後半年くらいから飼い始めたので結構大きくなっていたが、モカちゃんは生後1カ月。小さくて可愛らしかったという。

モカちゃんは後藤さんの奥さんが大好き。ずっと奥さんのことを眺められる場所にいたり、膝の上に乗ったりしている。しかし、たまに後藤さんにも甘えてくるので、なおさら可愛く思えてくるという。

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