withコロナの夏…窓開け換気をしながらのエアコンの使い方 「節電」のためつけっぱなしがオススメ!?

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新型コロナが気になるこの夏は、エアコンを動かしている間も、「こまめな換気」が求められています。でも、せっかく冷やした空気を換気してしまうなんて…感覚的にはもったいないし、エアコンの電気代も気になりますよね。空調メーカーのダイキン工業がこのたび行ったアンケートでも、換気とエアコン冷房の両立に悩んでいる人が多いことが浮き彫りになりました。同社では「節電」に役立つ情報をWEBサイトに公開するとともに、換気時もエアコンはつけっぱなしにすることと、フィルターのこまめな掃除を呼びかけています。

同社は男女559人を対象に「換気に関する実態調査」を実施。6月19日に結果を公表しました。

多くの人が家で「換気している」

「緊急事態宣言の解除以降も家で換気をしていますか」という質問に対しては、88.8%の人が「換気している」と回答しました。一方、「ほとんどのエアコンは換気ができないということを知っていましたか」という質問に対して、「知っていた」と回答したのは41.0%で、59.0%の人は「知らなかった」と回答していたといいます。換気機能のないエアコンの場合、部屋の換気をするには窓などを開ける必要がありますが、同社は「換気に関する行動と知識の間には少しギャップがあるといえそうです」としています。

窓開け換気時のエアコンで気になることは…

これから夏に向けて、エアコンをつけたまま換気を行う機会が増えますが、それに関連して下記のような質問をしています。

▽エアコンを運転している部屋で窓を開けて換気する場合、あなたはエアコンを消しますか、つけたままにしますか

「電源をつけっぱなし」にする“つけっぱなし派”は39.2%、「電源をOFF」にする“一時停止派”は36.5%でほぼ同じ割合になったといいます。

▽あなたが窓を開けて換気する時に、最も気になることは何ですか

一番多かったのは「部屋が暑くなる」(25.9%)で、「部屋に虫が入る」(24.0%)、「エアコンの電気代」(23.6%)が続いています。

…また、エアコンの節電に大きな効果があるといわれているエアコンフィルターの掃除の頻度も質問しています。最多は「1年に1回」(27.2%)で、「1年以上していない(=1年に1回未満)」人も17.9%にのぼったそうです。

換気とエアコン運転…両立のポイントは

これらの調査結果をうけて同社では、節電を意識しながら「換気」と「エアコン運転」を両立させるためのポイントを下記のように紹介しています。

   ◇   ◇

(1)窓開け換気時はエアコンをつけっぱなしで

夏場に窓を開けて換気すると、外から入ってくる温かい空気により、どうしても室内の温度が上昇してしまいます。また、エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓を開けて換気するたびにこまめに入り切りすると、電気代が上がってしまう可能性があります。一般的に推奨されている1時間に5―10分程度の換気であれば、つけっぱなしにしておいた方が省エネになると考えられます。室内で健康で快適に過ごすためにも、窓開け換気時はエアコンをつけっぱなしがオススメです。

(2)エアコンフィルターを定期的に掃除して無駄な電力消費を防ぐ

エアコンは部屋の暖かい空気を吸いこんで、冷たい空気にして吐き出すことで、部屋を涼しくしています。エアコン内部のフィルターが目詰まりすると、吸いこむ空気の量が少なくなり、部屋を冷やす力が小さくなるため、部屋を冷やすのに多くの電力が必要になります。1年間フィルター掃除をしないと、消費電力が約25%も増加するといわれています。省エネ対策としては「2週間に1回以上」掃除をすることが推奨されています。こまめな掃除を心がけましょう。

フィルターのほこりは、掃除機で丁寧に吸いとります。汚れがひどい時には、中性洗剤をとかしたぬるま湯で洗い、その後、日陰でよく乾かしましょう。

   ◇   ◇

詳細な情報は、同社のWEBサイト「エアコン節電情報」(https://www.daikin.co.jp/air/life/electricitysaving/)に掲載されています。

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