兵庫・神戸で評判の精肉店「Nick」は2018年10月、日本で初めてとなる “クラフトジャーキー”工房とバー併設の「ニックジャーキーコウベ」(神戸市中央区北野町3-6-17地下)をオープンさせ、話題を呼びました。しかし現在は、新型コロナの影響で大ピンチ。気になってオーナーの錦昭光さんに話を聞いてみました。
ニックジャーキーの特徴は、淡路島の天然塩だけで最大限に肉の味を引き出す独自の製法で、無添加熟成肉のビーフジャーキーなどを製造していることです。神戸ビーフや神戸ポークなど神戸の素材を生かしたジャーキーがメインなので、神戸みやげとしても最適でした。
お店は異人館の街・北野町にあります。神戸ビーフや神戸ポークなどのジャーキーをつくる工房は通常なら見学ができるのですが、新型コロナ感染防止のため、店舗での販売を当面の間、自粛しているため休業中です。そのため、現在は通販のみの営業になっています。
オーナーの錦さんによると「神戸に人を呼べるブランドになりたいと頑張ってきましたが、主な販売先だった新幹線の駅や空港、旅館、ホテル、グロサリーストア(食料雑貨店)、BARなどでの販売も激減。すでに製造した商品や原料肉などの在庫ストックがたくさん出てしまいました」と状況は極めて深刻のようです。
そこで、この機会に「おうち時間で楽しんでもらえて、少し助けてもらえたらうれしいです」と切実な思いを口にする錦さん。賞味期限が迫っていることもあり、在庫ストックの「神戸ビーフジャーキー」と「神戸ポークジャーキー」を30%OFFのセール価格で販売することに踏み切りました。
◆神戸ビーフジャーキー
20g 1728円→1210円(送料無料・税込)
30g 2592円→1815円(送料無料・税込)
◆神戸ポークジャーキー
20g 864円→605円(送料無料・税込)
30g 1296円→907円(送料無料・税込)
遠方の人にも楽しめるようにと「送料は無料」。ただし「在庫ストックで困っていますが、皆様の応援で売り切れてしまった場合は本当にごめんなさい」と錦さん。ジャーキーだけでなく、精肉店「Nick」(神戸市中央区中山手通3-10-12)ではコロナのため店内でのイートインを自粛していて、おウチで焼肉などが楽しめる「精肉、焼肉セット」などの予約も受け付けているそうです。