「まだ授業も受けていないのに」「できなくても大丈夫?」…小1・小2の家庭学習 コロナ休校で悩むママたち

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小2の家庭学習は「小1の復習」が中心

▽学校の授業動画配信もあり

1.午前と午後(午前はわたし、午後は夫が主に担当)

2.午前約1時間、午後1時間

3.課題プリントと教科書、オンライン授業

…午前中はプリントや指定されたページのドリル(小1の後半に使った「下」のドリル)をノートにやっています。丸付けはわたしがして、間違ったところを翌日「まちがいノート」に書いています。あとは公文に通っていたのですが今は教材だけもらって、それもやらせています。

午後は配信されているオンライン授業を見てノートにまとめる?ようですが、これは会議などが入っていなければ夫が見ています。ロイロノートという学習支援システムを利用していて、課題提出も行っています。わたしはタブレットもパソコンもうといので、この辺は夫が環境を整え、子どものフォローをしている感じ。

授業配信では新しい教科書にそった内容で先生が授業をしているのですが、一緒に見ている夫いわく「先生の一方的な話を聞くだけだから、子どもがちゃんと理解しているようには思えないなぁ」だそうで。「では、ここをやってみましょう」と言われても、子どもって集中してないと「あれ?え?」といってる間に終わってる…。必ず親が側にいないと無理ですね…。(Fさん)

   ◇   ◇
▽学習以外の宿題が意外と面倒!?

1.朝(8時半~)

2.1時間弱 やらない時や私が忙しいと15分くらいの時もある

3.学校から配布された計算・漢字プリント 2年生用の新しい漢字ドリル、国語は新しい教科書の音読

…計算や漢字プリントはいいんですが、作文とか、読書感想文とかあるし、あと「お手伝い記録」が大変。毎日1行、何かお手伝いしたことを記入しますが、「お皿運ぶ」「テーブルをふく」「クイックルワイパーかけた」この3つが順番に並んでますね。家で家族で行っていることを「絵に描きましょう」も、特に家族で何かしてるわけでもなく「じゃ、えーと、トランプとかしてみる?」「ほら、このトランプしてるとこ絵に描きなよ」みたいな感じで微妙(笑)。

GW前には先生から各家庭に電話がきて状況を聞いてくれて、家庭学習については「足りないようなら市販のドリル、漢字と計算を中心に行うのをおすすめしています」とおっしゃっていました。新しいことを家でやるより、とにかく基本である「よみ・かき・けいさん」を行っています。

タブレットの学習アプリはゲーム感覚でひとりでもけっこうやってくれるから、100マス計算ができたり、ことわざを覚えられるサイト(「かいとうねこぴー」、ママ友に教わりました)もけっこうやってるかな。でも早く学校に行って、やっぱり友だちと先生とクラス単位で学ぶのが健全な姿だよなぁと日々思います。(Rさん)

   ◇   ◇

▽苦手そうな科目は先取り学習中

1.朝 9時

2.20分くらいを繰り返して合計で1時間半くらいが目標 わたしがビッチリ横についていられない時は課題プリントだけで終わっちゃうので本当に20分程度しかやらない

3.学校の課題プリント、2年で習う算数で苦手そうな項目

…学校のサイトからDLしたプリントは主に1年生後半の授業の復習です。わが家では、2年生では2学期あたりから九九を習うと聞いたので、九九はいま、時間があるので毎日いっしょに暗唱して覚えさせています。1の段、5の段あたりからスタートして、必死に褒め殺しで(笑)嫌がらないように教えるので、こちらが疲れ果てますが。

教科書がまだ配られていないので、勉強といっても先に覚えておいて損はない、というものを中心に、算数だと時計ですね。2年生で(たぶん)習う、14時は午後2時とか、「1時間ゲームして、いまは午前11時です、いつからゲームをはじめましたか」みたいな問題をクイズのように出しています。あとは長さとか(1cmは10mmみたいな)、リットルとか単位についても少しずつ教えています。

ネットには小学校の学年別、問題の種類別のプリントがあるので、そこから適当に選んでやらせています。系統立てて教えているというより「ウチの子はなんかこの辺が不得意っぽいな、苦手そう」というのを時間がある今のうちに教えている感じですね。(Aさん)

休校中「学習についての不安」にあまり振り回されないで!

今回はご紹介しませんでしたが、中にはかなりきっちりスケジュールをたて学習されている家もありました。5時間授業と考えて、1日4時間弱は机に向かわせている、という家庭もありました。

それぞれのご家庭でやり方があるとは思いますが、家庭学習のやり方が通達されている場合にはまずは学校の指示にそって、出ている課題やプリントなどを学習させるのが基本です。

とはいえ、現在は正直に言ってかなり地域・学校によって「家庭学習へのフォロー体制」に違いがあるのも事実。お子さんの性質や学習レベルに応じて、結局、親がある程度スケジュールをたて、やることを決めて「一緒に行う」しかありません。

これって実はかなり大変…。学習内容とは関係ありませんが「1―2週間は親子で頑張ったけど、だんだんなし崩しになってきた」「長期間になってくると厳しい」という声も。確かにそうですよね。家を「学校にする」ことは結局、ムリがあるのですから。

「ライブ授業をしているとか、学習支援システムを使用している学校や家庭と、プリントしかしてないわが家と学力差が思いっきりつきそうで不安」「やってる子はきっとすごいやっている、なーんにもしない子との差は開くばかりだろうと思う」だれが、どれくらい、どんな風に家庭で学習しているか、今ひとつ見えてこないだけによけいに不安が募るかもしれません。

「勉強しよう」と言うだけで「やーだー!」という子もいます。ふざけてばかり、集中しない、親が一生懸命なのにダラダラしている、いやもう、「んもう!だったらいい!」とか「タブレットやらせないよ!」とか、ブチ切れちゃうときだってありますよ。

ただ、ひとつ言えるのは低学年のうちは「このままでは遅れてしまう!落ちこぼれになっちゃう!」なんて過剰は心配はしなくて大丈夫だということ。時には親がカリカリしてしまうのも「こんなに長期で特殊な環境は初めて」なのですから当たり前なんです!

でも、つい怒鳴ってしまったら「うわー、イライラしちゃうね」とフォローしてあげてくださいね。

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