街中で「ヒシタンク」を発見→プラモデルをゲットできる謎企画が話題 っていうかヒシタンクって何?

川上 隆宏 川上 隆宏

1962年にFRP製の受水槽を国内で初めて開発した同社。それまではコンクリートや鉄製のものが多かったといいますが、軽くて耐久性もあることなどから今ではFRP製が主流に。

「今となっては街中のあらゆるところにヒシタンクはありますが、多くの人には目にも留まらない地味な製品だと思います。そこで、少しでも多くの方に知ってほしいと、近年広報活動に力を入れていたんです」と担当者さん。「ヒシタンク」の製品を紹介するためのTwitterアカウントも1年前に開設。タンクの写真を募集するキャンペーンは今回が3回目といいます。

「世の中にはダムやエアコンの室外機などにマニアがいるように、タンクにもマニアがいるのではないかと。Twitterの中の人は4人いて、3人が20代です。若手のアイデアで活動を続けたところ、実際にヒシタンクのファンが現れ始め、一般の方々からもタンクの画像が寄せられるようになってきました」

今回のキャンペーンにより多くの人の注目を集めるきっかけになったのは、プレゼントにヒシタンクのプラモデルが届くこと。自動車の模型などを作っていた本格的なメーカーに依頼して実現したこだわりの逸品といいます。タンクといえばパネルが組み合わされるだけなので、造形的にどうしてもシンプルになるのではとも思いますが、今回のプラモデルは土台や金属部もしっかりシールで表現していて…意外にリアル。

「なかなかタンクのプラモデルってありませんよね。Twitterではジオラマの中に入れて使ってくださる方もいらっしゃいました」(担当者さん)。投稿の中には工事車両の模型と並べて「設置作業完了」と投稿される方もいたりして…もらったあとの楽しみも広がっているようです。

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同社の作っている受水槽には、FRP製のほか、ステンレス製のもの、80度までのお湯を貯められるものといったように大きくわけて3つの種類があり、あわせて20種類ほどのラインナップがあるといいます。

近年マンションなどでは水道管から直接給水する仕組みが採用されることが多くなっていますが、病院や学校などの公共施設では災害対策の面からも受水槽の重要性が見直されてきているそう。

「断水しても一定量必要な水が確保できますので安心です。熊本など近年起きた地震の際にも役立ったといわれています」と担当者さん。また、20年ほど前の建設ラッシュの際に作られた受水槽が更新時期を迎えているといい、需要が増えているという報道もあるようです。

身近なところで私たちの暮らしを支えてくれているヒシタンク。ぜひ探してみませんか。新型コロナウイルスの感染拡大で、不要不急の外出を避けるよう、各地で呼びかけられていますが、「救済措置としてGoogleストリートビューでの発見でもOKとしました!」(担当者さん)そうです。

ちなみに投稿された写真の正解率は「8割くらい」とのこと。キャンペーンは3月31日までです。

※ヒシタンクだけでなく、同社のクーリングタワーを撮影するとヒシタンクのプラモデルがもらえるキャンペーンも実施中です。(こちらはもっと難しそうですが…)

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