コンビニで恵方巻き「予約」する?取捨選択も必要では

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 節分の恵方巻きは、もうすっかり定着しましたよね。ところが、食品ロスが問題にとなり、今年はコンビニなどで事前予約を募っていましたが、思うように伸びなかったそうです。でも、そもそもコンビニで、「巻き寿司」予約します?

 もちろん、コンビニを否定する訳ではありません。が、コンビニの使命というか、私達がコンビニに求めてるものってあると思うのです。コンビニエンスとは、「便利・手間がいらない、重宝なもの」というのが本来の意味。レジ横のおでんはすごく美味しいし、コーヒーのレベルの高さには驚かされます。コンビニのそういう工夫や商品開発力ってすごい。マイクロプラスチックの海洋汚染の問題を前に、いち早く紙ストローに変えたコンビニもありその前向きな姿勢は高く評価されるべきだと思います。

 ただ、巻き寿司は、予約をするならお寿司屋さんでするだろうし、友達の家に行くからと急に買うことはあっても、予約は「?」なのが正直なところではないでしょうか?

 同じように「?」なのが中華や洋食のおせち。私も中華料理は大好きですが、おせちって基本的に冷たくても食べられるもの。一方、中華って熱々なのが旨みの1つですよね。冷菜五種盛りはいいけれど、中華おせちに大抵入ってるエビチリはおせちには向いていないような。好きな方もおられるとは思いますが、知人のホテルでは中華おせちが必ず残って従業員が買っていたそう。

 コンビニには荷造り用のひも、お線香、ロウソクなど『売れない商品』も必ず置いてあります。それは「この店は何でもある」と印象付けるための一つの商売方法なんだそう。でも食べ物は腐ります。例えば、廃棄率の高いおでんも21時以降はパン屋みたいに幾つかセットで安売りしてくれたら嬉しいのですが、きっと「本部」との兼ね合いがあるんでしょうね。さらに、家では味の「しゅんでる」(味の染みている)煮崩れした大根が好まれるのに、なぜか店だと敬遠されて廃棄されてしまうとか…。

 今や、節分の豆まきでも、カラスが来るからベランダに撒くのはダメだとか、掃除が大変だから袋入りで回収しやすくするとか、その形は変わってきています。コンビニの24時間営業も、実際どこも従業員募集の張り紙があって、人手も足りない。コンビニがこれからも「重宝なもの」で在り続ける為には「取捨選択」こそ大切だと思います。

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